桃井章の待ち待ち日記

店に訪れる珍客、賓客、酔客…の人物描写を
桃井章の身辺雑記と共にアップします。

2011・9・29

2011年09月30日 | Weblog
ずっと立ちっぱなしの仕事は辛いけど、途中で一度坐ってしまうと、その後辛さが倍加する。人間の体と精神は摩訶不思議だ。九月からずっと一人で営業を続けてきたのに、昨日色々な事情からMが手伝ってくれることになって助かったのだけど、今日は25歳 の誕生日(9/30)は広島で過ごすとMは帰ってしまったし、昨日はあくまでも特例ということで、また一人で営業をするとなると、一度知ってしまった安楽さ故に今日の労働を辛くする。最初から気分がそうだったのか、店に着いた時間もいつもより30分遅れの3時半、さて仕込みにとりかかるかと働きだした時に、今日のイベントの主宰者Kさんから音響卓が起動しないとのクレームがあったので、音をちゃんと出すまでに30分以上も時間を無駄にしてしまった。その後6時の開店までに大童で料理を作ろうとしたが、当然無理で、幸いカウンターのお客さんはいなかったのでイベントの開場時間6時半までに間に合わせるのがギリギリ。そこでまた疲れる。そして開演前終演後とフードドリンクのオーダーは半端じゃなく、嬉しい悲鳴をあげてものの、体は悲鳴をあげる。幸いというか不幸というか、カウンターのお客さんは昨日と一変して閉店までTテレビのOプロデューサー一人きりだったので何とか凌ぐことが出来たけど、途中Oさんとお喋りする為に坐って楽しく話し込んでしまったこともあって、1時過ぎにOさんが帰った後一時間かけて後片付けをする辛さが倍加してしまって、2時過ぎに店を出る時にはグロッキー寸前でタクシーに乗ったのに、道を細かく指示したら運転歴40年という運転手は、そんな道より手前を曲がった方が近道ですよという。いや、その道は前に通ったことがあって俺がいこうとしている道より遠回りなんだというと、いやそんな筈はない、運転歴40年の私のいうことが信じられないんですかとしつこい。だったらいいですよと俺の指示した道を走る間中文句をいい続ける。こんな運転手も珍しい。こっちも精神を病んでいるかもしれないけど、あんたも一度病院へ行った方がいいぜ!ホント!鬱陶しい運転手だ!★桃井章プロデュース「津森久美子ファドライブ」 11月28日(月)6時半開場8時開演・料金三千円(1ドリンク付き)40名様限定・出演 津森久美子(ファディスタ)高柳卓也(ゲスト ファディスタ ギター)月本一史(ポルトガルギター)・予約お問い合わせは03ー3470ー2252コレドシアター(17時以降)★「米本康子ポルトガル写真展」(仮)11/24(木)~11/28(月)入場午後6時より 入場無料。

2011・9・28

2011年09月29日 | Weblog
今日店に入ってきた人はきっと驚いたに違いない。何故ってカウンターの中には俺に代わった辞めた筈のMの姿があったのだから。というのは今日の朝、ポルトガル語を習っているポルトガル文化センターに11月の末にウチが主催する「津森久美子ファドライブ」のチラシをおかせて貰いにいくことになっていたのだけど、ついでにお店がひとり営業を始めたので授業にもう出ることが出来ないことを書き記した手紙を先生に渡そうと辞書と首っ引きで格闘していたら、Mがそんな苦しむ位だったら今日は自分が店をやるから授業にでたらと言い出してきたのだ。最初は断ったものの、払い込んでしまった授業料が勿体ないし、先週は10時営業開始なんてことまで考えて授業に出ようとした位だしと躊躇いつつもMの提案を受け入れ、3時前に店へ行き、仕込みと開店準備をして5時にきたMにひとり営業のやり方を教えてポルトガル語の授業に出かけたのだ。そして俺が帰って来るまでの3時間半。暇だったら経済的に辛いけど、忙しかったらMがパニックになっているんじゃないかと思って階段を降りてきたのだが、店の中には昨日に続いて監督兼教育評論家のHさん、女性CMプロデューサーのRさん、昔からの女友達で社長秘書のSさん、脚本家のHさん、そして今度「津森久美子ファドライブ」にもゲストで出演して貰うことになっている男性ファディスタのTさんと俺とはポル仲(ポルトガル仲間)のOLのKさんなどの姿。適当なお客さんの数でホッとする。でも、その後から久しぶりに顔を見せてくれた女性脚本家のMさん、同じく久しぶりのSミュージックのKさんとM君たち、近所の制作会社のAさんたち、新宿でポルトガルバーをやっているファディスタのMさんとAさん、某国営放送局勤務のIさん、演劇愛好家のSさん、遅い時間にプロデューサーのKさん、テーブル席には有名俳優のOさんと映画監督のHさんプロデューサーのNさんたち七人の団体が来店してくれて店の中は戦争状態になる。果たして俺ひとりでやれたかどうか分からない。その意味でMに感謝。更に来てくれたお客さんの殆どがMに会えて嬉しいとかMがいてくれてホッとすると言われると俺の立場は微妙なものになる。もうすぐ今月も終わり。ひとり営業もちょうど一ヶ月やったことになる。お金の問題が解決しないけど、また朝令暮改の季節か?★桃井章プロデュース「津森久美子ファドライブ」 11月28日(月)6時半開場8時開演・料金三千円(1ドリンク付き)40名様限定・出演 津森久美子(ファディスタ)高柳卓也(ゲスト ファディスタ ギター)月本一史(ポルトガルギター)・予約お問い合わせは03ー3470ー2252コレドシアター(17時以降)★「米本康子ポルトガル写真展」(仮)11/24(木)~11/28(月)入場午後6時より 入場無料。

2011・9・27

2011年09月28日 | Weblog
朝起きて母と電話していたら全然食欲がないというので、昼間病院に定期検診にいく母に付き添ってランチを一緒にする。病院の中の食堂だったが、結構美味くて二人でビビンバと海鮮丼をとってシェアして食べる。母もこんなに食べられないと言いつついつも以上には食べたみたいで安堵する。やはり食事は誰かと一緒にしないと駄目だ。検診に向かう母と別れて何処かで珈琲でも飲みながら店にいくまでポルトガル語の勉強をしようと思ったけど、適当な店がなかったのでそのまま自分の店に行ってしまう。ドアを閉めて2時間。集中してポルトガル語の勉強。M先生に見せる予定の夏休み後半の日記を今頃になって書く。4時から買い物と仕込み。6時開店直後に近所のシルバーモデルのMさん、しばらくして10月に公演をするO君、8時前にラジオドラマ作家で若い女性事業家でもあるSさんとKさん、続いて高校の後輩で広告会社勤務のSさん、Y広告のMさん、Kさん、Mさん、広島福山にあるT鉄工所社長のTさんとHさん、近所の映画監督兼教育評論家のHさんなど。来客数11人、売上35000円ということは客単3000円。殆どが500円メニューだということを考えるとまずまずだけど、通帳には今日現在37万円しかないし、月末に払う店の家賃など合わせて99万円を払うにはちょっと……じゃなくて62万円足りない。★桃井章プロデュース「津森久美子ファドライブ」 11月28日(月)6時半開場8時開演・料金三千円(1ドリンク付き)40名様限定・出演 津森久美子(ファディスタ)高柳卓也(ゲスト ファディスタ ギター)月本一史(ポルトガルギター)・予約お問い合わせは03ー3470ー2252コレドシアター(17時以降)★「米本康子ポルトガル写真展」(仮)11/24(木)~11/28(月)入場午後6時より 入場無料。

2011・9・26

2011年09月27日 | Weblog
こんな日に彼女は来そうな気がしていた。こんな日とはどんな日かというと、休み明けで料理を全て作らなくてはならなかったので、三時に店に入ってから開店時間を挟んで三時間半、厨房の中で干したらのコロッケを50個、カレー、すき焼、ポルトガル風玉子焼、タラモサラダ、いわしのマリネ、鶏のから揚げとポテトフライなどフードメニューを作り続けて、さて、これで誰がきてもお客さんが何人できても大丈夫と、作ったばかりのカレーライスで腹拵えをして待ち続けたものの、8時になっても、9時になっても、10時になってもお客さんは誰一人階段を降りてこない。いや、階段を途中までは降りてきたのかもしれないけど、ネズミの死骸が転がっているのを見て気味悪がって引き返す人が続出しているのではないか?或いは看板が消えていて、おまけに誰かが「本日閉店」なんて貼紙を悪戯で張ったりしているんじゃないかと疑心暗鬼になって、二度も店の表に出てみたが、ネズミも貼紙の形跡もなし。ということは世の中全ての人からコレドは相手にされてないということですかと不貞腐れて仕方なくポルトガル語の勉強をしていたら、いつの間にか眠りの世界に入っていた。余程その眠りが深かったのか?Aさんが入ってきて声をかけてくれるまで俺は目を覚まさずにいたのだが、その顔を見た途端、彼女が来てくれるのが当然のように思えてしまったのは何故なのか?魔界の巣窟を訪れるのは前世が妖怪のAさんしかないのか?とにかくAさんの来店を歓迎したことはしたのだけど、彼女はメタメタに酔っていたものだがら、人恋しさに話しかけても彼女は艶っぽく微笑みかけるだけで、まともな会話にならない処か、やがてカウンターで眠り込んでしまう。折角何時間ぶりかで接する人間、いや妖怪と別れるのは辛かったけど、12時過ぎに電車がなくなるぞと無理やり起こして彼女を送り出す。俺も大急ぎで後片付け(と言っても殆どすることはなかったが)をして最終電車に飛び乗ったのだが、ホッとして窓の外を何気なく眺めたらベンチで眠りこけるAさんの姿が視界に入ってきた。ああっ、妖怪ったらまたやってしまった。新婚なのに無事ご主人の処まで辿りつくことは出来たのだろうか?★桃井章プロデュース「津森久美子ファドライブ」 11月28日(月)6時半開場8時開演・料金三千円(1ドリンク付き)40名様限定・出演 津森久美子(ファディスタ)高柳卓也(ゲスト ファディスタ ギター)月本一史(ポルトガルギター)・予約お問い合わせは03ー3470ー2252コレドシアター(17時以降)★「米本康子ポルトガル写真展」(仮)11/24(木)~11/28(月)入場午後6時より 入場無料。

2011・9・25

2011年09月26日 | Weblog
長時間地下室にいる生活が続いているもんだから、たまの休日にただダラダラと時間を気にせずのんびりして、目の前がパッーと開ける景色をみたくなる。今日の日曜日は特に後者の欲望が強くなって、午後突然思い立って海を見に鎌倉にいく。鎌倉駅へ着いてからのコースはいつも決まっていて、まずは江ノ電に乗って鎌倉高校あたりで海が見えてくるのを待ち焦がれながら窓外に目を向けている。江ノ島駅に着くと、橋を渡って島へ向かう。島の手前はお土産屋さんが並んでいるが、神社を右に曲がって島の反対側にいくと、そこはパノラマのように広がる相模湾に面して飲食店が並んでいるもんだから俺はいつも夕方近くここに着いて海側のテーブルに陣取ってビールを飲みながら夕日が沈んでいくのを眺める。この季節、適度な冷たさの海風を顔に受けながらアジのたたきなどを肴にビールを飲むなんて至福のときだ。窓は開けっ放しだから虫が飛んできて、料理にたかったりするが、自然の中だと気にならない。夕日が沈みきってしまうと、その余韻を楽しみながら日本酒を飲み始める。当然ホロ酔いになる。ホロ酔いになるともっとお酒が欲しくなる。俺は再び島を降り、江ノ電に乗って鎌倉へ戻る。鎌倉は小町通りに昔からの知り合いで同じ鎌倉第一小学校出身の女優Mがやっている飲み屋がある。Mは仕事でいなかったが、そんな時は同じ女優のIさんがピンチヒッターになるらしく、今日は久しぶりに会ったIさんと話しながら麦焼酎のロックを三杯。かなり酔っぱらって、帰りは横須賀線がベッドになる。でも、品川駅でドアが閉まる寸前に目が醒めてもんだから慌ててホームに飛び出して転倒したのは、久しぶりに全身で休日を堪能したおまけか?★桃井章プロデュース「津森久美子ファドライブ」 11月28日(月)6時半開場8時開演・料金三千円(1ドリンク付き)40名様限定・出演 津森久美子(ファディスタ)高柳卓也(ゲスト ファディスタ ギター)月本一史(ポルトガルギター)・予約お問い合わせは03ー3470ー2252コレドシアター(17時以降)★「米本康子ポルトガル写真展」(仮)11/24(木)~11/28(月)入場午後6時より 入場無料。

2011・9・24

2011年09月25日 | Weblog
今日のイベントは7時からだったのに、何故か2時からと錯覚して1時には店に行ってしまう。何だ、だったらもう少しゆっくり出来たのにと悔しがったけど、目の前に昨日やり残した汚れた皿とグラスの山。料理も作らなくてはいけないし、お金の計算もやってなかったと気づいて、早くきたのはちょうどよかったと思い直して、「戦争」を始める。7時開演6時開場の前に一度位は表に出て食事しようと思っていたのに、時間はあっという間に経って、地下から一歩も出ることが出来ないままに営業を始めることになってしまった。でも、それだけやることがあったということで錯覚に感謝。昨日も凄かったけど、今日もドリンクフードのオーダー数は開演前、休憩時間、開演後で約110オーダー。連休の谷間ということで、バーカウンターの方は大阪からきてくれた三年連続来店数ベストワンに輝くS新聞のUさん、悠々セカンドライフのSさんとH大使館勤務のSさん、それに弁護士のKさんたちの6人だけだったので、何とか一人でこなすことが出来た。それでも汚れたグラスやお皿の数は数えるのがゾッとするほどで、且つ今日も何とかタクシーを使わず電車で帰れそうだったので、限られた時間の中で後片付けを終える為に無言で(一人だから当たり前)手足を動かし続ける。そしてギリギリ終電車に間に合い、幸い開いていた席に坐った時の幸せ。そうか、考えてみれば、今日も行きにバスを降りてから12時間近くも立ちっぱなしだった訳かとしみじみ思ったりしてしまうと、何処か飲みにいく気力もなく、真っ直ぐ部屋へ。本当はベッドへ直行したかったのけど、朝食べたきりでさすがにお腹がすいていたので、タコの刺身、ししゃも、冷や奴なんて軽いメニューで日本酒。締めに明太子のお茶漬けをする時にはもうウツラウツラしていた。★桃井章プロデュース「津森久美子ファドライブ」 11月28日(月)6時半開場8時開演・料金三千円(1ドリンク付き)40名様限定・出演 津森久美子(ファディスタ)高柳卓也(ゲスト ファディスタ ギター)月本一史(ポルトガルギター)・予約お問い合わせは03ー3470ー2252コレドシアター(17時以降)★「米本康子ポルトガル写真展」(仮)11/24(木)~11/28(月)入場午後6時より 入場無料。

2011・9・23

2011年09月24日 | Weblog
世の中は三連休みたいだけど、今日ゆっくり出来たのは朝起きて母と長電話した時とアジの干物にチンゲン菜とソーセージのカキオイル炒め、卵入り納豆と佃煮、それに昨日食べた豚シャブの残りに冷蔵庫に残っていた野菜をふんだんにいれた豚汁を食べた時間だけ。1時半には部屋を出て、3時にイベント関係者と打合せをした後、11月末にウチが主催する「津森久美子ファドライブ」のチラシをいつもの印刷屋に発注し、赤坂の業者専門店で仕入れ。両手に食い込むほどの食料品を抱えて店に戻ってからはトリッパ、タラモサラダ、から揚げ、干したらのコロッケと作り続けて、今日のイベントの6時の開場時間に間に合わせる。そして嬉しいことに始まる前と休憩時間と終わった後とオーダーが続いて、普通だったら始まってから終演時間まではゆっくり出来るのに、今日はその間に料理を補充しなくてはならず休まる時間がなかった。更に今日は祭日で一般営業が休みだと知らずに某制作会社の経理担当役員のIさんたち、京都の会計事務所のTさんご夫妻たちが来店してくれて、話しこんでしまったもんだから、後片付けがママならず、12時ギリギリまでにゴミをまとめるのが精一杯。最後まで洗い物をしてタクシーで帰ろうかどうか悩んだけど、ここは2500円を節約する方が大切だと、洗い物をそのままにしたまま12時過ぎの最終電車に飛び乗る。でも、五反田駅に降りて、お腹が空いているのに気づき、ワンタン屋に入ってしまう。激辛ワンタンとビールでひとりお疲れさましたが、1500円の出費。更に帰りにコンビニでハーゲンダッツのフリスピーサンドアイスクリームとナッツ470円を買って帰宅。タクシーで帰ればどこにも入らず何も買わずに部屋に帰っただろうから差引500円の節約にしかならなかった。でも、その500円が今の俺には大事だと思いたい。★桃井章プロデュース「津森久美子ファドライブ」 11月28日(月)6時半開場8時開演・料金三千円(1ドリンク付き)40名様限定・出演 津森久美子(ファディスタ)高柳卓也(ゲスト ファディスタ ギター)月本一史(ポルトガルギター)・予約お問い合わせは03ー3470ー2252コレドシアター(17時以降)★「米本康子ポルトガル写真展」(仮)11/24(木)~11/28(月)入場午後6時より 入場無料。

2011・9・22

2011年09月23日 | Weblog
連休前だし、今週は全くお客さんがいなかったし、ウチだって一日位は繁昌してもおかしくない筈だけど、今日はとんでもない忙しさだった。どの位の忙しさだったかというと、10時までの500円タイムに訪れてくれたお客さんはA新聞社系の広告代理店社長のIさん、法律事務所勤務のNさん、二重橋のOLのEさん、人妻Iちゃん、監督兼教育評論家のHさん、格安旅行会社社長のKさん、今日初めてひとりで来店してくれた近所に勤めるフラメンコ修行中の女性Yさん、新婚なのにボーイフレンドときてくれたMさん、日本最高齢の映画監督の息子さんでウチの店の常連である女性映画監督Kちゃんの父親でもあるプロデューサーのSさんと俳優事務所社長のBさんたち、映画宣伝会社のAさんと韓国人俳優のSさんたち、近所にあるドキュメンタリー制作会社のKさんたちなど合計18人。売上は5万円弱。つまりフードを入れて100オーダー弱ということで、早い時間に来店してくれた社長秘書のSさんがボランティアで働いてくれて何とか切り抜けることが出来た。でも、戦争は10時で終わらなかった。12時近くに殆どのお客さんが帰ったので、後片付けをして俺も帰ろうとしていたら、わざわざ俺に会いに来たというイチゲンの男性客が二人入ってきたので、一杯だけということで飲んで貰っていたら、近所に住むSさんが来店。結局1時半頃まで店をやることになってしまった。でも、これが最後じゃなかった。Sさんたちが帰るのと入れ違いにカップルが来店。さすがにもう閉店ですと断ったのだけど、一杯だけと言われて本当に一杯だけですよと念を押して飲んで貰ったのだけど、一杯が二杯、三杯となって結局4時近くまで。★桃井章プロデュース「津森久美子ファドライブ」 11月28日(月)6時半開場8時開演・料金三千円(1ドリンク付き)40名様限定・出演 津森久美子(ファディスタ)高柳卓也(ゲスト ファディスタ ギター)月本一史(ポルトガルギター)・予約お問い合わせは03ー3470ー2252コレドシアター(17時以降)★「米本康子ポルトガル写真展」(仮)11/24(木)~11/28(月)入場午後6時より 入場無料。

2011・9・21

2011年09月22日 | Weblog
ううーん、何から書き出そう。こういう時……と言ってもどういう時かは俺にしか分かっていないんだけど、こういう時、言い訳自己正当化を含めて何とか面白い文章しようと考え込んで筆が(キィ)が止まってしまいがちなので、時系列に淡々と一日を書いた方が無難な気がする。という訳で8時起き。テレビをつけてなかったので時々雨が激しく振っているのは分かっていたけど台風が関東地方に向かっていることをしらないまま、呑気に珈琲を飲みながら朝刊を読んで、朝風呂に入った後、いつものように経理事務と来客名簿の整理。今日は10時開店と告知してしまったし、昨日トイレ掃除を含めて開店準備は殆どして来たから時間的に余裕があったので、母と食事しようと1時前に母の処へ。更科の蕎麦を茹で、スーパーで買って行ったてんぷらと食べる。ここまで時折激しく雨の音がしたけど、あまり気にしないでいた。処が、3時過ぎに母の家を出て、広尾に向かって歩きだした途端、とんでもなく強い雨。途中タクシーに乗るのも癪なので歩き続けたら広尾駅に着くまでに服がびしょ濡れ。でも、それはまだ序の口。六本木駅を降りて乃木坂まで歩く間に、土砂降りの上に強風が襲いかかり、傘はオシャカになって使い物にならず、躓いて転倒するわ、まるで服を着たまま泳いで川からあがった様な有り様で店に辿り着いたのだった。とにかく水を一杯飲む。オシボリで髪の毛を拭く。何回も拭く。だからって問題は解決しない。Tシャツ、ズボンはびしょ濡れ、下着まで濡れているのだ。まだ4時過ぎ。鍵を閉めて、俺は裸になる。ワインセラーや冷凍庫をおいてあるクローゼットの中がいつも熱っぽいことに気づいた俺は、そこにかけてあった以前芝居で使った衣装を身にまとって、脱いだ服をそこで乾かすことにした。でも、一時間やそこらで乾く訳がない。これじゃ折角22時開店なんて告知してまで続けようとしたポルトガル語講座に行ける訳ない。俺は「水曜日22時開店」のチラシを外すと、その内乾くだろうとまだ湿った服を着ると、開店の準備を始めるのだった。だが、この時もまだニュースを見ていない俺は台風が関東地方を通過していることも知らず、交通機関が大変なことになっていることも知らず、「水曜日22時開店」なんてこの日記にも書いてしまったし、常連は来ないかもしれないけど、日記を読んでない人や近所の人はひょっとすると来てくれるかもしれないと待ち続けたのだけど、階段を降りてきたのはSミュージックに録音にきて食事をしていったHさんご夫妻だけ。彼らが帰った後も待って待って待ち続けたけど、どうも様子が変だと気づきラジオをつけて台風と電車が止まったりしていることを知ったのは11時近く。慌てて店を閉めて駅に急いだけど、地下鉄はなかなかこない。原宿に着いてもJRも遅れている。おまけに漸く乗ったのに途中で緊急停止してしまったりして、五反田についたのはいつもより一時間以上も余計にかかってしまった。疲れた。本当に疲れた。これは店が経済的に危急存亡の時に開店時間を22時までにして呑気にポルトガル語の勉強をしようとした俺に対する神様の警告みたいな気がして、折角昨日清水の舞台から飛び下りるように「水曜日22時開店」を決めたのに、たった一日でそれを撤回しようと思ったのだった。という訳で水曜日はいつも通り営業します。朝令暮改ってこういうこと。★桃井章プロデュース「津森久美子ファドライブ」 11月28日(月)6時半開場8時開演・料金三千円(1ドリンク付き)40名様限定・出演 津森久美子(ファディスタ)高柳卓也(ゲスト ファディスタ ギター)月本一史(ポルトガルギター)・予約お問い合わせは03ー3470ー2252コレドシアター(17時以降)★「米本康子ポルトガル写真展」(仮)11/24(木)~11/28(月)入場午後6時より 入場無料。

2011・9・20

2011年09月21日 | Weblog
昨日の日記を見たYさんが9/21から11月一杯毎週水曜日は開店時間が22時になるってどういう意味よ?と電話してくる。うーん、ちょっと用事があって。毎週水曜日に?そう毎週水曜日に。10時まで?そう、10時まで。どんな用事なのよ?うーん、それが色々あって……と俺の答えは歯切れ悪い。それも当然だろう。人件費をゼロにして、赤字解消にひとり営業を始めたというのに、平日の水曜日に10時からの営業だなんて、一体どういうつもりなんだと自分でも自分を追求したくなる。うーん、実は……その……ううん、もう面倒臭いから白状しちゃおう。ポルトガル語です。ポルトガル語の講座があるんです。夏休みが終わって、21日の水曜日から講座が始まるんです。おいおい、こんな危急存亡の時に何がポルトガル語だよ?と会社の役員出資者それにウチに通って下さっている常連のお客さんがお怒りになるのはご尤もだし、ひとり営業を始めると決めた時に夏休み後の講座には出れないなと諦めていたのだけど、昨日になってこれまで折角やってきたのにやめてしまうのが勿体なく思えてきて、予習復習はする時間はないけど、せめて授業だけは最後まて続けておきたくなって、昨日発作的に毎週水曜日は22時開店なんてお知らせをこのブログに書き、店の中にも告知してしまったのだ。非難は覚悟の上だ。皆さんにご迷惑をかけるとも思う。でも、日曜祭日はイベントが入っていて二回に一回しか休めないし、今の桃井章にはポルトガル語を勉強することが唯一の安らぎになっているのを分かってくれたら嬉しいんだけど……などと弁解じみた独り言をいいながら、殆どお客さんがいなかった台風接近の夜、「毎週水曜日は22時に開店します」というお知らせを表に躊躇いがちに貼って最終電車に乗り遅れまいと駅へ急ぐ★桃井章プロデュース「津森久美子ファドライブ」 11月28日(月)6時半開場8時開演・料金三千円(1ドリンク付き)40名様限定・出演 津森久美子(ファディスタ)高柳卓也(ゲスト ファディスタ ギター)月本一史(ポルトガルギター)・予約お問い合わせは03ー3470ー2252コレドシアター(17時以降)★「米本康子ポルトガル写真展」(仮)11/24(木)~11/28(月)入場午後6時より 入場無料 と★9月21日(水)から11月一杯毎週水曜日は開店時間が22時になります。ご了承ください。