桃井章の待ち待ち日記

店に訪れる珍客、賓客、酔客…の人物描写を
桃井章の身辺雑記と共にアップします。

2008.3.30

2008年03月31日 | Weblog
元気だけが取り柄の俺が時々得体の知れない鬱状態に陥ることがある。今日が朝からそんな日だ。夕べ飲んだことは飲んだけど二日酔いじゃない。ただただけだるく、ご飯をせっかく炊いたのに食欲がない。揚げと葱の味噌汁におにぎりを作って食べるのがやっとだ。Mが借りてきたDVDを見ているけど、一緒に見る気にはならず何となく新聞を眺め続ける。金曜日に銀行のカードが磁気不良で使えなくなったことが影響しているのか?二年前にも同じことがあったけど、カードが使えなくなると、再発行してもらう為に法務局で謄本を取ったり、お金を引き出したり、振り込みすのに3時までに窓口に行かなくちゃいけなかったり、面倒なことばかりで、それを思って気が重くなっているのか?それとも6月に公演を予定している芝居の俳優が決らない上に台本になかなか取り掛かれないことが原因なのか?3月、あれだけイベントがあったのに売上が二百五十万弱しかいかなかったことが原因か?花粉症で疲れ切ってしまったのか?それとも・・・いや、きっと春のせいだ
。桜のせいだ。あまのじゃくの俺は、世間が明るく華やかになればなる程、落ち込んでしまうのだ。春よ、戻れ。もう少し冬でいてくれ。

2008.3.29

2008年03月30日 | Weblog
8時過ぎに今日もまた美人デザイナーのYさんが来てくれたもんだから、彼女が招き猫になってくれてどっと混むかと期待したのだけど、9時になっても10時になっても11時になってもカウンターには魅力的な招き猫、いや今日の場合は招かない猫の姿のみ。でも、彼女がいなかったら花の金曜日の翌日が危うく坊主の土曜日になるところだった。12時で店を閉め、下北沢へ。久し振りにバー経営の指南役Oさんの店へ。ここでウチの常連のNさんに偶然出会って一緒に飲む。自分の店以外でお客さんと飲むのは何だか妙な気分。4時過ぎ一緒に店を出て近所の遊歩道の夜桜見物をして帰宅。本日の売上、5100円。

2008.3.28

2008年03月29日 | Weblog
桜が咲き始めたからか、ウチの店も久しぶりに花の金曜日になった。毎月最終金曜日恒例の川柳の会『乃木坂DE575』のメンバー15人に加えて、高校時代の同級生O君、F君、A君、H君、常連の演出家Sちゃん、魅力の人妻Iちゃん、昨日は欠席したけど今週4日も出席してくれた美人デザイナーYさん、近所のシルバーモデルMさん、K出版社のO君、T大で映像解析を研究している仏青年B君とその女友達、知り合って三十年近くになろうしている女友達のYさんたち女性編集者三人組、デザイナーOさんたちなどカウンターだけで合計17人、売上も十万を越えた。毎日こうだといいんだけど、今月はイベントが月の半分もあって普通なら月売上が三百万を越えてもいいのに、今日を終わった時点で二百四十万を越えた程度。後2日あるけど、土曜と月曜だし、うまく行って二百五十万かと思うと何だか哀しい。本日の売上、152000円。

2008.3.27

2008年03月28日 | Weblog
電話が来ない。今月の初めにライブをやったYさんから電話が来ない。ドリンク込みで14万のレンタル料で朝までライブをやったのに、観客が少なくて四万しか支払えず、後の支払いについては翌日電話すると帰って行ったのに、もう三週間も経つのに電話がない。事を荒げたくはない。でも、十万円だ。そして三週間だ。何も言って来ないと云うのは不誠実だ。事を荒げる方が道理に叶っていると思う。と云うか、普通に催促しただけで事を荒げることになってしまう。出来たら向こうから連絡が欲しい。分割払いにして貰えないかと云う連絡でもいい。とにかく連絡が欲しい。糸電話でもいいから連絡が欲しい。それなのに何もない。毎日、請求書を書いては破り棄て、携帯の番号を途中で止めたり、ウジウジとした日が続く。本日の売上、94700円。

2008.3.26

2008年03月27日 | Weblog
一昨日の深夜、ふらっと立ち寄ってくれたとても魅力的な美人Yさんは、ウチの店が一度で気に入ってくれたみたいで、今日で3日連続来店。席を隣り合わせたNさんと結婚論を交わして帰っていく。果たして4日連続なるか?去年K大を卒業し、故郷のWで高校の先生をしているMちゃんが春休みを利用して来店してくれた。また来ますねと帰って行ったMちゃん、今度来てくれるのは夏休みか?マネージャーのSさんと一緒に来た京都のT撮影所のチーフプロデューサーのUさん、時代劇専門だったので俺とは仕事の縁はなかったが、同世代と云うこともあって共通の知り合いはいるし、作家時代の俺のこともよく知っていて、旧知の仲のようにお喋りに興じる。数年前からのお客さんのMちゃんと一昨日知り合ったばかりのYさんと今日知り合ったUさん。目の前にある乃木神社の桜が咲き始めた春弥生のコレド模様。本日の売上、39300円。

2008.3.25

2008年03月26日 | Weblog
午前中Sさん、Mの妹たち、そしてMと街に出る。漸くSさんたちとの『対面と対話』が実現した。何処かぎこちなくしかお喋り出来ないが、他人が見たら年齢的に三人の娘を連れての東京見物をする家族に映るだろうと思うと楽しい。東京ミッドタウンにあるメキシコ料理の店でランチした後、妹たちのリクエストでテレビ朝日からTBSへとテレビ局巡りに付き合うことになる。どちらの局も知り合いがいるので連絡して、いいところを見せようとしたのだけど、連絡がつかずに目論見は失敗。ただただテレビ局のショップと周りをうろうろするだけになる。それだけであっという間に夕方近くになってしまい、Sさんたちとの『対面と対話』は終了。彼女たちを見送った後、開店準備にかかるが、その時点で何となく仕事が終わった気になってしまっていた。本日の売上、117400円。

2008.3.24

2008年03月26日 | Weblog
劇団ギルドの公演が終わり、残っていたお客さんも女優のTを除いて帰ってしまったので、もう今日はお客さんは望み薄の気配だったので、ディズニーランド見物から帰ってくるSさんたちと合流して食事する事になっているMを先に帰して、Tと今度やる芝居の話をしていたら、美女が一人迷い込んできて、彼女の魅力に誘われるように、しばらくしてKさんたちが四人で、続いて脚本家のNさんたち、編集者のYさんたちが来店してくれて、夜中の一時なのにカウンターが一杯になってしまう。でも、時間が時間だけにNさんたちを除いては全員一杯づつのお客さんで売上は上がらず。そしてNさんたちが帰ったのは3時近くだったので、今日もSさんとは喋る時間が持てなかった。本当は俺の手料理を食べて貰いたかったのだけど。本日の売上、94200円。

2008.3.23

2008年03月24日 | Weblog
Sさんが来た。Sさんと言っても常連のSちゃんではなく、新人歯科医のSでもなく、Mの母上のSさんが広島から俺たち夫婦の暮らす部屋に来たのだ。それも15歳と10歳になるMの二人の妹と一緒に二泊三日で!少し大袈裟な言い方だと云うことはわかっているけど、Sさんが俺たちの部屋に来るなんて、半年前には絶対想像のできなかったことなのだ。でも、荷物を置くとSさんは東京見物に出かけてしまったし、俺は俺で俳優のNさんとの打ち合わせに続いて、劇団ギルドの公演があるので店へ出なくちゃならなかったので、対面時間は僅か数分で終わってしまった。でも、今日は普通営業をしてないし、店が早く終わったら一緒にお酒でも飲もうと思っていたのだけど、幸か不幸か、終演後もドリンクのオーダーが続いて、店を出たのが12時近くになってしまったため、部屋に帰った時には明日が早いSさんはもう布団の中。結局、顔を合わせたのは、昼間のたった数分だけに終わってしまった。でも、俺の部屋でM
の母上と二人の妹が寝ている不思議は、俺にしか分からないだろう。本日の売上、54000円。

2008.3.22

2008年03月23日 | Weblog
電話を取り次いだMが、Aさんの元奥さんからと云うもんだから、てっきりAさんの二番目の奥さんで有名女優のTさんだと思ったら、いえ、その次の妻のJ子ですと言われて一瞬言葉を失ってしまう。元奥さんか、、確かにAさんは死んでしまったんだし、元奥さんには違いないよな、でも、Aさんが去年の5月に突然自殺した時の奥さんはJ子さんなんだし、元奥さんと云うのは何処か違うよな、なんてことをぼんやりと考えていた俺にJさんは5月の偲ぶ会の話題
を持ち出してきた。その途端、ヤバイと云う気持ちになる。と云うのは、Aさんの死に方が死に方だったこともあり、色々と問題があったこともあって、誰も偲ぶ会の音頭を取らなかったので、いつも喧嘩ばかりしていた俺がやることにしたのだが、本当なら一言未亡人に断るのが筋なのに、彼女も関わるのが嫌だろうと勝手に想像して事を運んでしまったのだ。でも、俺がすいませんと謝ろうとした時、本当に有り難う、Aもきっと喜んでいると思いますと云うJ子さんの声が聞こえて来た。そして自分も参加させて貰いますと言われ、俺は胸を撫で下ろした。こっちこそ有り難うだよ、J子さん。あなたこそ一番辛いだろうによく電話してきてくれたね。5月2日はみんなと一緒にAさんの遺影にバカモン!と言ってやろう。と云う訳で『故阿知波信介さんをバカモン!と一喝する集い』を5月2日に催しますので、故人に縁のある方はご参加下さい。本日の売上、68300円。

2008.3.21

2008年03月22日 | Weblog
今日も6時から9時過ぎまでノーゲスト。またしても嫌な予感が過ったが、数分後、常連の演出家Sちゃんが愛嬌のある顔を覗かせてくれ、続いて放送評論家のMさん、映像カメラマンのYさん、そして放送ウーマン賞の受賞パーティー帰りの美人脚本家のNさん、Nテレビの制作部長のIさん、演出家のYさん、Oさん、プロデューサーのTさん、更に遅い時間になって先日俺が出演した番組のスタッフが九人で来てくれたりして、まあまあの忙しさでホッとする。でも、気付いてみれば全員業界人。一般のお客さんは何処へ行ってしまったんだろ?本日の売上、103000円。