ぽつお番長の映画日記

映画ライター中村千晶(ぽつお)のショートコラム

ベイビー・ドライバー

2017-08-15 17:58:14 | は行

うっひょう♪ノリノリだぜ(笑)


「ベイビー・ドライバー」74点★★★★


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あどけなさの残る青年ベイビー(アンセル・エルゴート)は
天才的な腕を持つドライバー。

今日もiPodで音楽を聴きながら
超絶なテクニックで運転をする。

だが、彼が乗せているのは
銀行を襲撃した3人組。

ベイビーは
大物犯罪者ドク(ケヴィン・スペイシー)に借りを返すために
危険な仕事を引き受けているのだ。

しかし、その借りももうすぐ終わる。

そんなときベイビーは
可憐なウェイトレスのデボラ(リリー・ジェームズ)と出会い――?!



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「ホットファズ」の
エドガー・ライト監督作品。

えらく前評判よかったんですけど
見て納得!

これはみんな好きでしょう!


運転中もだけど
普通にドアノブを開けたり、とかの動作ひとつひとつが
すべて音楽と連動しているような感じで
そのリズムが気持ちいい。

まさにミュージカル×カーアクション、という
斬新さとフレッシュさ。

しかも
どこかレトロでアナログなテイストがあるんですねえ。

主人公ベイビー役のアンセル・エルゴートは
胸キュン映画「きっと、星のせいじゃない。」に出てた
優(やさ)イケメン君。

80年代ふうのサングラスをかけると
かなりダサめになるところがおかしい(笑)。

んで
カセットテープにミックスを入れたり
その選曲といい
彼がときめくヒロイン(リリー・ジェームズ)彼女が働くダイナーといい
「ボニー&クライドかよ」ってセリフもあるように

どこか
古き良き“ルート66”なムード。


で、主人公ベイビーは
仕方なく悪事に加担してるピュアな若者で

観客は
ヒロインとの淡い恋にキュンとさせられるわ

そんな彼をまっ黒に染めようとする
ホンモノのワルとの攻防にハラハラさせるわ

またワルの大物役で
ケヴィン・スペイシーがズゴーンと存在感出してくれるわ

なんというか
長年かけて育まれてきた
映画の“うまみ成分”が
ギュッと詰まっててるような。

「カーチェイス版『ラ・ラ・ランド』」と評されたそうで
確かに、そのへんでもリンクがあると思いました。


★8/19(土)から全国で公開。

「ベイビー・ドライバー」公式サイト

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