「ヤング≒アダルト」(11年)おもしろかったもんねえ。
「タリーと私の秘密の時間」70点★★★★
************************************
3人目の子を妊娠中のマーロ(シャーリーズ・セロン)は
忙しい日々を送っている。
娘は手がかからないが
息子のジョナ(アッシャー・マイルズ・フォーリカ)は情緒が不安定なところがあり
マーロはしょっちゅう小学校に呼び出されている。
夫(ロン・リヴィングストン)は優しいが
家事も育児もマーロに任せっきりだ。
やがて3人目の娘が無事に生まれるが
すでに若い母親ではないマーロの体力はさすがに限界。
本当は気が進まないが、ベビーシッターを頼むことにする。
やってきたのは、若くスタイルのいいタリー(マッケンジー・デイヴィス)。
いかにも「いまどき」な彼女に、最初は戸惑うマーロだったが――?!
************************************
「ヤング≒アダルト」の
ジェイソン・ライトマン監督×ディアブロ・コディ脚本×シャーリーズ・セロンが再タッグ。
子育てに忙殺される女性が
有能なベビーシッターと出会い――?という話で
自身が3人の子の母であるディアブロ・コデイの実体験から生まれたものだそうです。
夫はいるのに、一人ですべてをしなくちゃいけない
まさに“ワンオペ育児”の悲劇に陥る妻の状況はリアルで
主人公の人に頼れない性格ゆえの大変な状況も、
そのつらさも、
特に女性には格別に共感を呼ぶと思う。
なんてったって
シャーリーズ・セロンの出っ腹と「疲れた感」がお見事!で
この人、本当にありとあらゆるものになれる“モンスター”だなあと感服。
ただ、オチも含めて
やや拍子抜けなところもあった。
例えば、息子ジョナの言動や行動の特徴は
明らかに自閉症でないかい?というもので
医者3人にかかっても分からなかった、とセリフは「え?」という感じ。
そのことを彼女が認めたがらない、という線でいけば
確実にあるあるなんだけど、
現代のアメリカであればもっと
適切な対応とサポートがあるだろうになあ、とかね。
でも、ホントにどこの世の中も
お母さんは大変なんだとつくづくわかった。
もっと大変なことになる前に、
お父さんたち、観たほうがよさそうですよ。
★8/17(金)からTOHOシネマズ シャンテほか全国で公開。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます