ぽつお番長の映画日記

映画ライター中村千晶(ぽつお)のショートコラム

マジック・マイクXXL

2015-10-13 23:29:00 | ま行

肉、喰ってますかー!(あ、違うか!

「マジック・マイクXXL」64点★★★


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3年前にダンサーを引退し、
夢だったオーダーメイド家具店をはじめた
マイク(チャニング・テイタム)。

だが、商売も私生活も順風満帆というわけではなかった。

そんなマイクのもとに
かつてのダンサー仲間からある知らせが飛び込んでくる。

急いで駆けつけたマイクを待っていたのは
ケン(マット・ボマー)ら懐かしいメンツだった。

東海岸でのダンスコンテストに挑むという彼らを前に
マイクのダンス熱に、再び火が付き――?!


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「マジック・マイク」の続編。
おお、けっこういい評価してるじゃん!(笑)

なるほど、前回はパフォーマンスのインパクトが高く
もっと見たかった、欲があったんだ。

しかし今回は
「肝心のパフォーマンスが物足りなかった!」欲があった。

揺れ動くババア心、ですな。

前作のソダーバーグ監督からバトンを受け継いだ
グレゴリー・ジェイコブズが監督。


宣伝も完全に女子ターゲットにしてるし
たしかに女子向けではあるけれど、
前半は意外に男子好きする、バディものな気がしました。

仲間たちとキッチンカーで?一緒に旅をして
互いのしょっぱい現状を語り合ったり
「夕べは、どの女とうまくやったか?」みたいな話になったり。


でも中盤~後半の大会でのステージは
確かに女子向け。

客の気分をあげるための
マイクたちのパフォーマンスを見ていると
ちょっと特別に大事にされたような、優越感?が生まれる(笑)

この錯覚で、確実にあがった気持ちになるので
癒し効果はありマス。


ただ前作から3年。

まずストーリーの軸である
チャニング・テイタムの復帰の動機からして、
話の展開には弱さがぬぐいきれない。

そして
3年分“トウのたった”メンバー構成にもちょっと無理ある。
まあ
最先端のダンスは、別の方々に踊ってもらってるけどね。

ゆえに、主要人物たちがあまり“ダンス見せ”じゃなく
動きとショーがメインなのが残念だったかな。


★10/17(土)から新宿ピカデリー、丸の内ピカデリーほか全国で公開。

「マジック・マイクXXL」公式サイト

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