海外の人の“北斎熱”はホントに熱い!
************************************
「大英博物館 プレゼンツ 北斎」70点★★★★
************************************
日本が誇る絵師・葛飾北斎(1760ー1849)に迫る
イギリス発のドキュメンタリー。
2017年にイギリス・大英博物館で開催された
初の北斎展の舞台裏、展覧会の紹介もしつつ
日本での取材も交え、
さらに北斎ファンのデイヴィド・ホックニーを始め
さまざまな人にインタビューをし、
「北斎」の技法から、人となりまで徹底解剖!
なかなか見応えがあります。
NHKの「北斎インパクト!」というドキュメンタリーと連動している感じなのですが
こちらはイギリスが主導で
より
海外の人々の北斎に対する情熱や愛がわかる。
それに
映画&展覧会の構成やテーマも、
6歳から絵の道を進んだ北斎が
歳を取るほど、ますます果敢に責め、
90歳で亡くなるギリまで画道を極めようとしていた、というところに焦点が当ててあって
感銘を受けました。
かくいうワシも
先にゴッホ、ゴーギャン映画から派生した「印象派」取材を通して
海外での北斎の影響の多大さにあらためて驚き
前に東京・墨田区にある「すみだ北斎美術館」も見に行っていたのですが
映画を見るまで知らなかった話もあり(見落としてただけかも)
おもしろかったです。
そして。
まだ掲載は先になりますが(4/9発売号かな~)
おなじみ「AERA」にて
いまふたたびの北斎の魅力について、記事を書きました!
「すみだ北斎美術館」や、北斎の「富嶽三十六景」に“いたずら”をした
しりあがり寿さんに、お話を聞いております。
なぜ、いま、北斎なのか?!――を探る内容ですので
映画と併せて、ぜひ!
★3/24(土)からYEBISU GARDEN CINEMAほか全国順次公開。