
現在の柏駅西口方面にある豊四季台住宅団地一帯は、戦前(昭和3年)から戦後の一時期まで、当時の日本では最大規模の公営競馬場だった『柏競馬場』が開設されていました。しかも、私鉄の東武線には、その競馬場に行くための駅まであったというのですから、かなり本格的な競馬場だったんです。
昔は、豊四季台団地一帯は、江戸時代、徳川幕府の軍馬の放牧場であったし、吉田家はその牧士を務めていたこともあり、そんな縁で、競馬場も出来たみたいですかね。町おこしのために。しかし、太平洋戦争が厳しくなると、馬もいなくなるし、競馬をしているどころではなくなり、一時廃止されました。で、戦争が終わると復活しましたが、今度は、この競馬場が船橋に移転し、なくなってしまいました。なぜ、船橋に移ることをとめられなかったのでしょうかね。
さて、この競馬場を開設にあたり、計画を立案し実行した吉田甚左衛門という人のかっての住まいであった『旧吉田家住宅歴史公園』新蔵ギャラリーにて、写真展「吉田家と柏競馬場」が7月から開催されていましたが、開催期間が9月18日までと迫ってきたので、以下にこの写真展を紹介します。
開催日時 9月18日(月・祝日)まで
開館時間 9:30~16:30
休館日 月曜日(月曜日が祝日のときは翌日以後の平日)
年末年始(12月29日~1月3日)
開催場所 旧吉田家住宅歴史公園 新蔵ギャラリー
※所在地:柏市花野井974-1
内 容 ギャラリーでは、柏競馬場の全景・平面図・開催当日の様子が偲ばれる写真や、コースの内側に併設
されたゴルフ場関連の写真約31枚、馬券などの関連資料13点が展示されている。
また、柏競馬場に併設されたゴルフ場(現千葉県立東葛飾高校一帯)の来場者名簿には元内閣総理大臣の
近衛文麿や岸信介といった政財界の著名人が名を連ねており、当時を感じられる貴重な資料を見ること
が出来る。
なお、展示は、柏競馬場を知らない方でも、現在の地図と当時の航空写真が比較展示されており、身近
にある歴史を知ることが出来る展示内容になっている。
対 象 どなたでも
費 用 写真展は無料ですが、旧吉田家住宅歴史公園に入館するには入館料が必要です。
入館料は大人200円、60歳以上・大学生・高校生100円、中学生以下・障害者 無料。
アクセス 駐車場無料(乗用車46台、大型車2台)。
<電車・バス利用の場合>
JR柏駅西口より東武バス▽柏市立高校、東急ビレジ、柏たなか駅行きのいずれかに乗り『花野井神社』下車徒歩5分。
TX柏たなか駅から東武バス▽柏駅西口、北柏駅行きのいずれかに乗り『花野井神社』下車徒歩5分。
主 催 柏市
問い合せ TEL:04-7135―7007
(旧吉田家住宅歴史公園管理事務所)
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