
柏市の旧沼南町の手賀地区で、手賀城まつりとあんばさまの祭を同時に行う手賀のまつりが開催されます。
あんばさま(阿波様)とは、茨城県稲敷市阿波の大杉神社に由来したお祭で、手賀ばやしというおはやしが演奏され、踊りが披露されます。
あんばさまは、現在の霞ヶ浦、常陸川、利根川下流域、印旛沼、手賀沼、牛久沼、鬼怒川下流域、小貝川下流域が大きな内海を形成していた頃から沿岸一帯に広まった大杉神社の流れを汲むもので、江戸時代以降、疱瘡除けや水上交通の神として、関東一円と東北の太平洋側に信仰が広がったそうです。
7月の第一日曜日(今年は7月7日)、手賀城跡であったと言われている興福院から兵主八幡神社まで神輿や山車が巡行され、その帰りに地区内3ヶ所で演じられます。山車上で“手賀ばやし”(柏市無形民俗文化財)が奉納されます。一般にお囃子は、笛、鉦、太鼓を基本にしますが手賀ばやしには<舞>も含まれています。
演奏曲目は、現在はおはやし、ニンバ、カマクラの3曲のみが演奏されています。
当初は、大杉神社の祭礼行事として「あんばさま」が行われて来たが、5年以上前から区内や近隣区のいろいろな団体も参加して、誰でもが気軽に参加できる祭り「手賀城まつり」を新たに追加、全体として「手賀のまつり」と称し、開催しているようです。
興福院境内に模擬店のテントが並び、かき氷・わたあめ・ポップコーン・焼きそば等の飲食物が販売されるとともに、けん玉・竹馬・ベーゴマ・ヨーヨーつり・くじ引き等、子ども向けのあそびのコーナーがたくさん設けられています。
「あんばさま」は、神主のお祓いの後、午後1時に興福院境内から御神輿や山車を繰り出して地区の鎮守である兵主八幡神社を参拝した後、手賀区内を練り歩く。また、柏市指定の無形民俗文化財となっている「手賀ばやし」については、3ケ所ほどの街かどのほか、境内に戻った後にも演技が披露される。
なお、広大な手賀新田を見下ろす手賀城跡には「大杉神社御神田」の石碑が建てられている。
開催日時 7月7日(日)11:00~17:00
開催場所 柏市手賀地区(手賀構造改善センターほか)
内 容 ☆手賀まつり
11:00~17:00
☆手賀はやしとおみこし・山車の渡御(練り歩き)
13:30~15:00
対 象 どなたでも
費 用 鑑賞無料
主 催 柏市手賀区
問い合せ 柏市教育委員会 文化課
TEL:04-7191-7414
その他 駐車場は興福院(共同墓地)です。
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