布施弁天界隈の自然と歴史情報

関東三弁天の一つである柏市布施弁天界隈の城跡、神社、仏閣等の歴史的遺産の紹介とあけぼの山近辺の花情報の提供

志賀直哉と我孫子~「和解」を中心に~

2010-10-02 | その他
昨日から10月となりましたが、本ブログも開設してから昨日で4年目に突入しました。毎日欠かさず、4年間書き続けていますが、当面の目標は5年です。今後とも、何があってもへこたらず、書き続けたいものだと思っております。
今日紹介するイベントは、4年なんか屁でもない、40周年記念と百周年記念のイベントです。それは隣りの市の我孫子のイベントです。
雑誌『白樺』創刊百周年記念であるとともに我孫子市市制40周年記念事業として 我孫子市教育委員会(担当部署:我孫子市民図書館)が主催する画偽『志賀直哉と我孫子~「和解」を中心に~』の講演会が、それにあたります。
会場は、手賀沼のほとりにある我孫子の生涯学習センターのアビスタで開催されます。この志賀直哉の「和解」と言う本は、我孫子を舞台に、長年不和だった父との和解を描いた自身にも関係する作品といわれております。
では、以下にその講演会の概要を紹介します。
開催日時     10月30日(土)午前10時~12時
               (開場午前9時30分)
開催場所     我孫子市生涯学習センターアビスタ ホール(1階)
               ※所在地:我孫子市若松26-4
演   題     志賀直哉と我孫子~「和解」を中心に~
講   師     瀧田 浩氏(二松学舎大学准教授)
対   象     どなたでも
定   員     100名(中学生以上)先着順
費   用     無料
申し込み     電話または我孫子市民図書館窓口で受付
          (電)04-7184-1110我孫子市民図書館(アビスタ本館)
主   催     我孫子市民図書館
問い合せ     我孫子市民図書館
          (電)04-7184-1110
その他      ご来場には公共交通機関をご利用ください
演題の和解について簡単に紹介します。
1915年(大正4年)9月に志賀直哉は、我孫子に転居し、大正12年3月まで、ここで、暮らしていました。
大正6年、『城の崎にて』を発表後、『和解』『小僧の神様』『暗夜行路』等の代表作を次々に発表しました。この和解の主人公「順吉」は、作者志賀直哉自身を彷彿とさせ、我孫子を舞台に、長年不和だった父との和解を描いた作品です。長女慧子の<死>と次女留女子の<生>を軸に家族愛を取り戻していく順吉と、妻康子、友人MやY、医療関係者、使用人、近隣住民らが紡ぐ我孫子の風景。
今回公演される瀧田氏は、この和解に登場する人物の名がイニシャル表記と固有名詞に分けられていることに注目されておられます。さて、講師から、どんな話しが聴けるか、とても楽しみではないでしょうか。
コメント (1)
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