布施弁天界隈の自然と歴史情報

関東三弁天の一つである柏市布施弁天界隈の城跡、神社、仏閣等の歴史的遺産の紹介とあけぼの山近辺の花情報の提供

盛夏に涼を求め、玉川上水緑道散策ウォーク

2010-05-26 | その他
玉川上水に最後に行ったのは何年前のことか。水にかかわる部署で仕事をしていた時に、この上水の自然保護の状態を見に行ったことがあります。でも、私には、玉川上水といえば、このことよりも、作家太宰治が愛人山崎富栄と共に、1948年6月に 北多摩郡三鷹町(現・三鷹市)にて、入水自殺したことがまっ先に思い浮かばれます。中央線三鷹駅の下を北から南に横切って流れ、下って行くと、この入水碑が紫橋の手前の街路樹のもとにあります。死の直前に発表された「桜桃」に因み、毎年6月19日には、太宰を偲ぶ桜桃忌が催されていますが、昨年は太宰の生誕100年を記念して盛大に行われたようです。
この玉川上水は承応3年(1654年)、玉川兄弟が、羽村の取水口から四谷大木戸(現在の新宿区四谷)まで全長約43km、標高差約92mほどの水路を、わずか1年2ヶ月程で完成したものです。もちろん、上水という名の通り、かっては江戸市中へ飲料水を供給していた重要な溝渠であり、江戸の六上水の一つです。一部区間は、今でも東京都水道局の現役の水道施設として活用されているようです。
この上水の両岸は、いまだに、護岸が土のままの部分が多くあり、実に自然がこの川沿いに残されています。そして、玉川上水内に危険防止のため入れないように柵が施され、両岸には樹木が植えられ散策道「風の散歩道」として整備され、市民の憩いの場となっている。春には川岸に植えられた桜が見事に咲き誇ります。
7月、この玉川上水緑道の自然に夏の涼を求めて、散策するイベントが下記の通り、柏市歩こう会の主催で開催されますので、紹介します。
開催月日    7月11日(日)※小雨決行
集合時間    午前8時(※時間厳守)
集合場所    JR柏駅中央改札口
散策コース    <歩行距離9㎞>
          柏駅~日暮里駅(のりかえ)~高田馬場駅(のりかえ)~西武新宿線
          花小金井駅(下車)~小金井街道~江戸東京たてもの園/小金井公園
          (朝礼)~玉川上水緑道~小平中央公園(昼食)~上水小橋(甦れ
          水碑)~西武拝島線玉川上水駅(解散)~柏駅
対  象     どなたでも
費  用     一般参加者は当日1人300円(傷害保険料込み)を納入して下さい。
          但し、小学生以下は無料です。
交通費      (往)柏駅―高田馬場駅 620円
             西武新宿線高田馬場駅―花小金井駅 260円
          (復)西武線玉川上水駅―高田馬場駅 330円
             高田馬場駅―柏駅 620円
申し込み     当日、直接参加費持参で集合場所へ
持ち物      弁当・飲み物は各自持参。
主   催     柏市歩こう会
問い合せ     川上    04-7143-2497
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