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婆さんの食卓とワンコ

「無限の無限」たる宇宙にじかに向かい合えたら

2011-11-15 14:05:28 | Weblog
川沿いのなんということもない風景

ぼんやり石原都知事のことを考えていました。
なんだかあまり元気がないような気がするからです。
覇気がないというのだろうか・・
なにをかくそう私は、ひそかな大ファンでありまして
いちいち おやっ!?と思うのです。
そして特にあの含羞を含んだ笑顔 あれがなんともいえなく好きです。

 
最近 産経新聞の『日本よ』(無限の宇宙の中で)という随筆?がありました。

先日あるテレビ番組で、新しいプラネタリュウムで映写するための、既存のものを凌ぐ、鮮明ではるかに数多くの星を写すためにチリーの標高五千五百メートルのチャナントール高原に、日本も出資して作られつつあるアルマ天文台に出かけていったカメラマンの報告を見た。かの地は世界で一番雨の少ない、それ故湿度の低い空気が澄みきって世界で最も鮮明な星空が見られる地点だそうな。

 そこで徹夜で地球を巡る星たちを観測撮影した彼の述懐の言葉が、なぜか鮮烈に私の胸に響いた。

「こうしていると僕は空を仰ぐなどというよりも、この地球という星にへばりついて、じかに宇宙に接しているという気分です」
中略・・
 
年齢を重ね自分の死についての実感といおうか、予感をようやく信じられるようになると、誰しも自らの人生に重ねて「存在」と「時間」の幻妖な不思議について感じられるようにはなる。それは人生かけてようやく獲得出来た成熟というものかも知れないが、しかしそれでにわかに何がどうなるものでもありはしない。
中略・・・・

そして思ったが、もし全人類があの高地に出向いて、群論的にいえば「無限の無限」たる宇宙にじかに向かい合えたら、我々の存在の貴重な背景である、このちっぽけな地球を救うために妥当な抑制を自らに強いることも出来るに違いない。

後略

いてもたってもいられなくてそうだそうだとうろうろ歩きたくなります。


  木製パレット屋のつぶやき