九条改憲を眼目とする改憲手続き法案が、11日、参院憲法特別委員会で、自公と民主合意の採決日程に基づき、採決に付され、与党のみの賛成で強行可決された。慎重な審議を求める国民の声を無視した、中身の面でも、やり方の面でも、国民をないがしろにする暴挙であった。民主党は、「中央公聴会を開かなければ、憲政史上に汚点を残す」(特別委理事)とまで主張していたのに、最終段階では首相出席と付帯決議を条件に与党と妥協、採決日程で合意した。国民の声を抑えこむためにこそ、二大政党制があるという事実を私たちは忘れてはならない。同時にどんな改憲手続き法であろうと、決めるのは国民である。支配階級主流派の改憲の眼目がどこにあるか―この焦点をはずさないことである。
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