プロメテウスの政治経済コラム

プロメテウスは人間存在について深く洞察し、最高神ゼウスに逆らってまで人間に生きる知恵と技能を授けました。

改憲手続き法案 問題だらけのままで採決 改憲の焦点がどこにあるかを忘れまい

2007-05-12 19:06:21 | 政治経済
九条改憲を眼目とする改憲手続き法案が、11日、参院憲法特別委員会で、自公と民主合意の採決日程に基づき、採決に付され、与党のみの賛成で強行可決された。慎重な審議を求める国民の声を無視した、中身の面でも、やり方の面でも、国民をないがしろにする暴挙であった。民主党は、「中央公聴会を開かなければ、憲政史上に汚点を残す」(特別委理事)とまで主張していたのに、最終段階では首相出席と付帯決議を条件に与党と妥協、採決日程で合意した。国民の声を抑えこむためにこそ、二大政党制があるという事実を私たちは忘れてはならない。同時にどんな改憲手続き法であろうと、決めるのは国民である。支配階級主流派の改憲の眼目がどこにあるか―この焦点をはずさないことである。 . . . 本文を読む