今日は、終戦記念日です。日本テレビ系列のズームインでは、7時半くらいから人間魚雷“回天”の特番をすると前の日から、何度も流していたので留守録をかけていました。
でも、朝起きてテレビの前に座るとずっと小泉首相が靖国神社に公式訪問するかどうかで大騒ぎしていました。それも7時半に公邸をを出るというのだから、これではもう回天どころではありません。せっかく全国放送で大津島を紹介しようとしていたのに残念です。
どのチャンネルをかけても小泉首相の靖国公式参拝のニュースばかりです。公邸を映して、空からヘリコプターで車を追いかけ、何やってんだと思いたくなるほどでした。
小泉首相は、モーニングを着て公式参拝を意識していました。公務をする官邸から出ずに生活をしている公邸から出たということで、“私人”小泉純一郎を演出したつもりだったようですが、公用車を5台連ねて靖国神社に向かう姿は“私人”であるはずもなく矛盾に満ちていました。「職務で行ったのではなく、私人として行った」「いつ行っても批判されるなら、いつ行っても同じだ。反対勢力に考えてほしい」ほとんど切れていると思われても仕方ないと思われるほどです。
靖国神社は、明治時代から戦争で亡くなった兵士を祀っている場所です。でも、官軍専門の神社なのです。西南戦争で死んだ西郷隆盛は祀られていないのです。戦前は、陸軍、海軍の管理下に置かれて、「靖国で会おう」ということばで、死に向かって行った若者たちが何人いたことか。A級戦犯を合祀したということで、韓国や中国から抗議が殺到していて外交問題が激化しています。
政教分離の原則からしても、一国の代表が参拝することは問題があると指摘されています。
「先の戦争で犠牲になった方たちのおかげで今の私たちの繁栄と平和があるのです」と個人の立場を強調して靖国に参拝することについて否定するものではないのですが、靖国に祀られている人たちは、兵士に限られていて、戦没者ではないことが問題だと思います。先の戦争の犠牲者は兵士だけではなく、非戦闘要員の国民が犠牲になり300万人と言われている犠牲者を出してきたのです。
A級戦犯は、東京裁判で一方的に決められたと言う説もありますが、兵士に命令を下した人たちが必ず存在するのはずなのです。それを戦争責任とするなら責任の所在はどこにあるのでしょう。そこもはっきりしておきたいと思います。
最近の天皇の発言メモが発見されて話題になっています。A級戦犯が合祀されて以来、昭和天皇は靖国に行っていないと言っているそうです。そのあたりの問題はどう考えるのでしょうか。
小泉首相の参拝後のインタビューでは3点をあげています。考え方がはっきり出ているので紹介しておきます。
1 中国・韓国が反対しているからという理由で、外交問題がうまくいかなくなるから反対する人たちがいるけど、韓国や中国の言うことを聞いていて外交がうまくいきますか?
決してうまくいかないと思います。ブッシュ大統領が反対しても私は靖国に行きます。でも、ブッシュ大統領は大人だから反対しないと思います。
2 A級戦犯が合祀されているから反対するという意見があるが、それだけを参拝していきたのではない。(含めて全部に参拝したのだ)
3 憲法違反(政教分離)という意見もあるが、憲法19条の思想・信条の自由の原則がある。反対する人たちは内心の自由に対して反対しているのではないかと考える。
これに対しては、いろんな考えがあるだろうけど、特に3の憲法問題は「よくいうよ!」というしかありません。問題のすり替えはひどいものがあります。思想・信条の自由を言いながら、学校現場に「日の丸君が代」を押しつけ、教職員には起立を義務づけ従わないと処罰の対象としている東京都のやり方を黙認しておいて、自分は内心の自由を言うかという気持ちです。
でも、朝起きてテレビの前に座るとずっと小泉首相が靖国神社に公式訪問するかどうかで大騒ぎしていました。それも7時半に公邸をを出るというのだから、これではもう回天どころではありません。せっかく全国放送で大津島を紹介しようとしていたのに残念です。
どのチャンネルをかけても小泉首相の靖国公式参拝のニュースばかりです。公邸を映して、空からヘリコプターで車を追いかけ、何やってんだと思いたくなるほどでした。
小泉首相は、モーニングを着て公式参拝を意識していました。公務をする官邸から出ずに生活をしている公邸から出たということで、“私人”小泉純一郎を演出したつもりだったようですが、公用車を5台連ねて靖国神社に向かう姿は“私人”であるはずもなく矛盾に満ちていました。「職務で行ったのではなく、私人として行った」「いつ行っても批判されるなら、いつ行っても同じだ。反対勢力に考えてほしい」ほとんど切れていると思われても仕方ないと思われるほどです。
靖国神社は、明治時代から戦争で亡くなった兵士を祀っている場所です。でも、官軍専門の神社なのです。西南戦争で死んだ西郷隆盛は祀られていないのです。戦前は、陸軍、海軍の管理下に置かれて、「靖国で会おう」ということばで、死に向かって行った若者たちが何人いたことか。A級戦犯を合祀したということで、韓国や中国から抗議が殺到していて外交問題が激化しています。
政教分離の原則からしても、一国の代表が参拝することは問題があると指摘されています。
「先の戦争で犠牲になった方たちのおかげで今の私たちの繁栄と平和があるのです」と個人の立場を強調して靖国に参拝することについて否定するものではないのですが、靖国に祀られている人たちは、兵士に限られていて、戦没者ではないことが問題だと思います。先の戦争の犠牲者は兵士だけではなく、非戦闘要員の国民が犠牲になり300万人と言われている犠牲者を出してきたのです。
A級戦犯は、東京裁判で一方的に決められたと言う説もありますが、兵士に命令を下した人たちが必ず存在するのはずなのです。それを戦争責任とするなら責任の所在はどこにあるのでしょう。そこもはっきりしておきたいと思います。
最近の天皇の発言メモが発見されて話題になっています。A級戦犯が合祀されて以来、昭和天皇は靖国に行っていないと言っているそうです。そのあたりの問題はどう考えるのでしょうか。
小泉首相の参拝後のインタビューでは3点をあげています。考え方がはっきり出ているので紹介しておきます。
1 中国・韓国が反対しているからという理由で、外交問題がうまくいかなくなるから反対する人たちがいるけど、韓国や中国の言うことを聞いていて外交がうまくいきますか?
決してうまくいかないと思います。ブッシュ大統領が反対しても私は靖国に行きます。でも、ブッシュ大統領は大人だから反対しないと思います。
2 A級戦犯が合祀されているから反対するという意見があるが、それだけを参拝していきたのではない。(含めて全部に参拝したのだ)
3 憲法違反(政教分離)という意見もあるが、憲法19条の思想・信条の自由の原則がある。反対する人たちは内心の自由に対して反対しているのではないかと考える。
これに対しては、いろんな考えがあるだろうけど、特に3の憲法問題は「よくいうよ!」というしかありません。問題のすり替えはひどいものがあります。思想・信条の自由を言いながら、学校現場に「日の丸君が代」を押しつけ、教職員には起立を義務づけ従わないと処罰の対象としている東京都のやり方を黙認しておいて、自分は内心の自由を言うかという気持ちです。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます