特別支援学校に勤めています。
いろんなことがあって毎日人間関係でつかれています。
でも、今日ちょっとだけ勇気をもらいました。
同僚で一度定年退職をして勤められている人がいます。
この方は私と違い高等部にお勤めです。
しかも、ばりばりの体育の先生です。
昔は高校野球の指導者としてブイブイ言わせていた人のようです。
声も大きく「おらおら…」という感じです。
若い体育教師に対しても体育会系のノリで話しかけられるような人です。
その人が、今朝給湯室で会った時に「あんたー詳しいから聞くんじゃけどのー。Rくんのことなんじゃけど、ほっぺたを叩く自傷行為があるんじゃけど、あれはどうしてか?教えてほしいんじゃけど」
Rくんは小学部時代に担任したことがある子です。とってもナイーブな子なのでこの野球先生のトーンには合わない子です。
「ほめてやろうと思ってもなかなか気持ちが通じないのだ」と言われる野球先生に対して「Rくんは良い子になろうとしていて、うまくできるかできないかそこで揺れているんじゃないですか?」
「大きな声がいつ出るかわからなくて、安心できていないかもしれませんね」といろいろ返してあげました。
野球先生は「大きい声を出している気はないんじゃけど、気がついたら大きくなってるんじゃろうの…」といろいろ考えている様子が見られました。
上から褒めるのではなくて、認めてあげるトーンで評価しましょうなどといろいろとアドバイスしました。
この野球先生もRくんを何とかしたいと思っているし、自分も変わろうとしていることが十分伝わってきました。
私も決して若くはありませんが、私にとって大先輩の教師がアドバイスを求めて話しかけてくるという事実は気持ちのいい出来事でした。
この職場もまんざらじゃない。そんな気にさせられる出来事でした。
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