ルイガノ旅日記

あちこち出かけた場所で目にとまったもの、
心惹かれたものを紹介しています。
よかったらおつきあい下さい。

おんがレガッタ~遠賀川 初夏の風物詩

2023年06月15日 | 北九州
ちょっと古い話題で恐縮ですが、5月最後の週末、遠賀川下流域で「おんがレガッタ」競技会が行われたので、散歩がてら見に行きました。
「おんがレガッタ」は、お隣りの遠賀町島津に面する遠賀川漕艇場で、毎年5月下旬に開催される住民参加型のボート競漕です。第25回となる今年は、初日の5月27日(土)は男子の部(中学生以上、性別不問)、翌28日(日)は女子の部(中学生以上、女子)および男女混合の部(中学生以上、男女2名ずつ)が行われました。"オープン"とは遠賀町内外の事業所などが参加する競技会で、これに対し地域住民がチームを組んで競う"地区対抗"という区分もありますが、今年の参加は事業所だけだったようです。


競技会場となった遠賀町島津付近の遠賀川の流れ。この下流にある遠賀川河口堰が川の水量をコントロールしているため、川面がとても静かなのが特徴です。遠賀川漕艇場は、平成2年(1990)のとびうめ国体で使用された本格的なコースで、現在も九州朝日レガッタのなどの大会会場や、高校・大学の合宿所として利用されているそうです。確かに、レガッタなどのボート競技に適した広くて穏やかな川面ですね。


ボートの準備に余念がないレガッタ参加チーム。
おんがレガッタで使用されるのは「ナックルフォア」という四人漕ぎの小型艇。船底が角張って速度は出にくい反面、安定性が高く転覆することはほとんどないそうです。


午前9時過ぎ、レースが開始されました。舵を担う艇長と漕手4人が、ぴったりと息を合わせて漕ぎ進みます。
この付近の川幅は3~400m。コースは、私がいる河川敷とは反対側、遠賀川左岸(遠賀町側)に設定されているので、競技会の盛り上がりや熱のこもった応援などの雰囲気はよくわかりませんでした。


レガッタで有名なのは、三大早慶戦(野球・ラグビー・ボート)のひとつで、120年近い歴史を重ねる「早慶レガッタ(早慶対校競漕大会)」ですね。メインイベントの「対校エイト」は隅田川3,750mのロングコースを疾走しますが、おんがレガッタは500mで勝敗を競います。


オープン男子は性別不問なので、一部のナックル艇には女子の姿も見られました。


河岸に咲いていたピンクの花。写真を撮ったのは午前中ですが、夕方に咲くと言われる「夕化粧(ユウゲショウ)」にそっくりです。


アザミの花にとまるモンキチョウ。


俵のような、さなぎのような草。帰って調べてみると「コバンソウ」でした。


風が吹いたら飛び上がりそうな綿毛のタンポポ。


遠賀川沿いの堤防を走っていて、レガッタの練習風景は時々目にしていました。競技会は初めてでしたが、息の合ったオールさばきは見ていて気持ちがよいもの。遠賀町の初夏の風物詩ですね。
この日、遠賀川河川敷を歩いていると、ヒバリの声がひっきりなしに聞こえていました。後ろ姿やピンボケが多くて写真はアップできませんでしたが、日差しも穏やかで爽やかな河川敷散策を楽しめました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする