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ルイガノ旅日記

あちこち出かけた場所で目にとまったもの、
心惹かれたものを紹介しています。
よかったらおつきあい下さい。

山口県立美術館 & 瑠璃光寺五重塔

2017年05月13日 | お出かけ
山口県立美術館では、4月20日から6月18日までの日程で『スタジオジブリ・レイアウト展』が開催されています。


このレイアウト展では、「風の谷のナウシカ」から「思い出のマーニー」にいたるスタジオジブリの作品を主体として、約1,300点のレイアウトが展示されています。レイアウトとは、「一枚の紙に、背景とキャラクターの位置関係、動きの指示、カメラワークの有無やそのスピード、監督の演出意図など、そのカットで表現されるすべてがつまった、アニメーションの設計図(パンフレットより)」で、アニメーション全体の行程の中でも、非常に重要な過程なんだそうです。


美術館のあとは、久しぶりに瑠璃光寺五重塔へ。桜や紅葉、雪景色など、五重塔には四季折々のよさがありますが、周囲を鬱蒼とした緑に囲まれるこの季節が一番かもしれません。


瑠璃光寺の五重塔は、奈良県の法隆寺と京都府の醍醐寺にある五重塔とともに、日本三名塔に数えられています。


塔の高さ(31.2m)に比して、最下層の屋根の幅が5mと細身であることや、軒が非常に深いことなどがもたらす、端正で華麗なシルエット。


この日は、白鳥ファミリーを観察した深坂溜池、一般公開初日だった常盤公園の世界を旅する植物館、スタジオジブリ・レイアウト展の山口県立美術館、そして瑠璃光寺五重の塔と、山口県の西半分を立て続けに移動。朝早く家を出てから夕方まで、たっぷり一日楽しんだ新緑ドライブでした (^-^)ゞ

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ときわミュージアム 世界を旅する植物館 ~ 常盤公園

2017年05月07日 | 山口
下関市深坂溜池で愛くるしい白鳥の雛たちに癒された後は、宇部市の常盤公園へ。前日の新聞で、「ときわミュージアム 世界を旅する植物館」が、この日(4月29日)から一般公開されるという記事を見かけ、行ってみることにしたんです ヽ(^o^)丿
西口から入ると、すぐに目に入る白鳥大橋。


日差しは強くても、木陰は涼しくて快適です。


藤の花も、今が見ごろですね。


害鳥防止の網で覆われたペリカン島。「常盤公園、ペリカン」とくれば、毎日、近所の幼稚園に飛んでいって園児と仲良く遊んでいたカッタ君を思い出しますね~♪


ここでは、灰色ペリカンと桃色ペリカンの2種が飼育されています。こちらは、優しく上品そうな顔だちの桃色ペリカンですが・・・・・・、


・・・・・・餌付け(餌は新鮮なアジ)が始まると、こんなすごい表情になります(笑)

でも、ある程度お腹いっぱいになると、それ以上餌を食べようとせず、静かにペリカン島に戻るのだそうです。週末ともなると暴飲暴食に明け暮れる私とは大違い。見習いたいものです~♪

常盤湖は山口県では最も大きな湖。たくさんのモニュメントが飾られた湖畔は、市民の憩いのスペースです。


これが、世界的なプラントハンター西畠清順氏が監修し、この日が一般公開初日となった「ときわミュージアム 世界を旅する植物館」。


館内は、熱帯アジアや熱帯アメリカ、アフリカなど8つのゾーンに区分され、それぞれに特徴的なシンボルツリーが植栽されています。


枝を伸ばし、そこから何本もの根を下ろすタコノキ。


メディニラ・マグニフィカ。フィリピン原産で、人が触ると弱って死んでしまうそうです。


お腹が膨らんだようなユニークな樹形のとっくりの木。熱帯アメリカのシンボルツリーで、スペイン語圏ではパラボラッチョ(酔っぱらいの木)と呼ばれるそうです。何となく親近感が湧く愛称ですね(笑)


熱帯温室の中にも滝や池があると、少しばかり涼しげです。


生命の木と言われるバオバブは、アフリカゾーンのシンボルツリー。この日は、運よく西畠氏ご本人による説明を聴くことができました。右は、椰子の木の一種でしょうか。樹皮を幹に一枚一枚貼り付けたように見えます。


大きなものから小さなものまで、サボテンの種類も豊富です。


若松区のグリーンパークにもサボテン温室がありますが、こんな背の高いサボテンは見ることができません。


茶色の帽子をかぶったようなサボテンも、形はさまざま。


花を咲かせたサボテンもいくつかありました。


本体は地味でも、花はあでやかです(笑)


西畠氏は、江戸末期から続く花と植木の卸問屋「花宇」の5代目当主にして、世界中を旅して珍しい植物を収集するプラントハンター。収集だけではなく、植物をテーマとする様々なイベントや街づくりプロジェクトなどにも積極的に関わっているそうです。


中庭には、ヨーロッパ、オセアニア、中国・アジアの3ゾーンが配置されています。


ヨーロッパゾーンのシンボルツリー、オリーブの樹。海外からオリーブやバオバブ、パラポラッチョなどの大樹を運び込むにあたって、木の選定のみならず、運送や設置の手配などには、想像以上の苦労があるんでしょうね。


見たことのない花もたくさんありました。




花びらから髭が伸びたようなリンコレリア・ディグビアナ。


ミュージアム入口の「ニュートンのリンゴの木」。万有引力発見のきっかけとなった、ニュートン生家のリンゴの木は世界中の科学機関などに分譲されていますが、この木もその末裔で、東京都小石川植物園から枝を譲り受けたものだそうです。


ゴールデンウィークも今日で終わりですね。日曜日の夕方くらいになると、翌日から出勤・通学しなければならないと憂鬱になるのは、誰にも覚えのあること。長く続いた連休の最終日ともなると、倦怠感もまたひとしおです。そんなサザエさん症候群を抑えるには、「詩人の感性に倣って、楽しくも美しい五月を丸ごと讃えて、この季節そのものをもっと楽しんでしまうことだ」という記事が、朝刊のコラムに掲載されていました。確かに「風薫る5月」と言えば、一年で最も過ごしやすい時期ですし、海や山が青々と輝いて目に眩しく、屋外で飲むビールやワインが殊のほか美味しく感じられるなど、視点を変えれば、まだまだ楽しみは尽きないようです。そんな訳で、今日も庭にグラスを持ち出して、5連休をいったん締めくくることにしましょう(笑)

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白鳥ファミリー ~ 深坂溜池

2017年05月05日 | 山口
生まれたばかりの白鳥の赤ちゃんが見られると聞いて、先週末、下関市の深坂(みさか)溜池に行ってきました。青々とした木々に囲まれた深坂溜池は、今がまさに新緑のピークです。


堰堤で堰き止められた深坂溜池は、農水省の日本ため池百選に指定されており、周囲は、深坂自然の森公園として整備されています。


餌箱が設置してある堰堤のそばで白鳥を探していると、日頃から白鳥の世話をしている方が、岸辺の休憩場所などの見回りに同行させてくれました。母親と6羽の雛たち(写っていませんが、近くに父親もいました)。白鳥の雛をこんな間近で見たのは初めてです ヽ(^o^)丿


再び堰堤に戻って、白鳥ファミリーが近づいてくれるのを待っていると、突然、ババババッと大きな音が・・・・・・。


飛び上がるわけでもないのに、さまざまな方向に水面を滑走する父親。バサッバサッという羽音と、大きな水かきで水面を叩く音。こちらに向かってくる姿は、かなりの迫力です。


その後、雛たちを連れた母親が、静かに、優美に岸辺に近づいてきました。先ほどの父親の大爆走は、子供たちを狙う天敵(カラスなど)を威嚇し、追い払うためなのかもしれません。


6羽の可愛い雛たち。7羽孵化したのに、いつの間にか6羽に減ってしまったそうです。おそらくカラスに襲われたのだろうとのことでした。


雛たちを見守る視線の優しそうなこと。


岸壁に近づいた母子に父親が合流してきました。


母親が動くと、6羽の雛も一斉に追っかけ。ひと時も母親のそばを離れません。雛たちの姿を後から見守る父親。周囲に睨みを利かせ、家族の安全を確かめているかのようです。


餌箱に群がる雛たち。食欲旺盛です (^-^)ゞ


柔らかそうな羽毛。


この8羽の家族は、常盤公園に引っ越しすることが決まっており、このすぐあと、公園のスタッフに保護されました。鳥インフルエンザなどの健康チェックが終わると、一般に公開されるそうです。(雛を除いて親たちは、5月1日、白鳥湖で公開されました)

場所を変えて向こう岸へ。こちらには、さっきとは違う若い白鳥夫婦の巣がありました。雛は1羽だけのようです。


こちらでも、雛は母親に付きまとっていました。


父親は、まだ孵化していない4個の卵を抱きながら、木の枝を集めては巣の補強に余念がありません。


孵化して間もない雛は、母親の背中の上に乗りたい一心で、お尻のあたりをつついています。


なんとか母親の背中に這い上がろうと必死ですが、なかなか上手くいきません。


右足をかけて、よじ登り・・・・


・・・・・悪戦苦闘の末、やっとのことで、乗り込みに成功しました ヽ(^o^)丿


母親の背中で羽根に包まれて、ひと安心。ここが一番落ち着く場所なんでしょうね。


しばらくすると、雛が顔を見せてくれました。波乗りみたいです(笑)


駐車場に戻りながら、池の周囲をぐるりと散策していると、戸畑アヤメの群生を見つけました。


こちらは、帰り道に立ち寄ったレンゲ畑。芝桜のようにも見えますね。


蓮の花に似ていることから、「蓮華草(れんげそう)」と呼ばれるそうです。


二組の白鳥ファミリーの子育てを見ることができ、雛たちの愛らしさにすっかり癒された一日でした。ひと家族は常盤公園に引っ越しとなり、既に一般公開も始まっています。昭和32年以降、半世紀に亘って常盤公園のシンボルだった白鳥。この家族を先駆けとして、常盤公園に白鳥が復活する日も近そうですね。

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なんじゃもんじゃの木 ~ 岡湊神社 2017

2017年05月03日 | 北九州
毎年この時期になると、真っ白な花を咲かせる「なんじゃもんじゃの木」。今年も、芦屋町岡湊神社に、この花を見に行ってきました。


境内のなんじゃもんじゃの木も、年を追うごとに増えているように思います。


細長い花びらは、風が吹くとゆらゆらと揺れて、さながら白いプロペラが回転しているよう。


緑あざやかな若葉と、真っ白ななんじゃもんじゃのコントラストが見事です。




創建1800年を数える岡湊神社。日本書紀にもその名が登場します。


芦屋町のイメージキャラクター、アッシーも登場。頭(芦屋釜)の上に載っているのは、芦屋町特産のあしやんいか。


こちらは、社務所前のなんじゃもんじゃの木。


例年、こちらの方が境内よりも早く満開を迎えます。


ツツジも、今が見ごろですね。




岡湊神社のなんじゃもんじゃの木は、「岡湊神社宮司が明治神宮を退職した記念に、当時の明治神宮外苑長の伊丹安廣氏から送られたもの」だそうです(芦屋町HPより)。今では、芦屋町の初夏の風物詩となっています。

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