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ルイガノ旅日記

あちこち出かけた場所で目にとまったもの、
心惹かれたものを紹介しています。
よかったらおつきあい下さい。

田沢プラトーホテル

2006年12月30日 | お出かけ
旅先ではその土地ならではの味を楽しみたいもの。プラトーホテルでは、秋田の郷土料理を囲炉裏で味わわせてくれる。煙に燻されて黒光りしている鍋を吊るす縄や自在鉤、天井の梁。囲炉裏がかもしだす雰囲気に郷愁を誘われるのは、日本人のDNAのせい?

初日の夕食は、ハタハタやきのこなど、具だくさんのしょっつる鍋。「しょっつる」というのは、能登の「いしる」、タイの「ナンプラー」などと同じく、塩漬けにした魚を発酵させて作る魚醤の一種。手前で焼いているのは天然ものの岩魚。ちなみに、二日目はきりたんぽ鍋。こちらも秋田を代表する鍋料理で、比内地鶏のダシが最高!

米は昔ながらの竈炊き。ほのかな甘さと適度な噛み応えがあって、とても美味しいご飯でした。


本館の内湯は、やや白濁した半透明の単純硫化水素泉。さほど強烈ではないけれども、たちこめる硫黄のにおいが温泉情緒を高めてくれる。この風呂は、ホテルの最も奥まった位置にあり、山の斜面に面している。初日の夜、月明かりに浮かぶ雪景色を眺めながらの入浴はまた格別だった(この写真は、翌日の朝撮影したもの)。キリッと冷えた日本酒があれば言うことはなかったのだが・・・・。


こちらは、ホテル裏手のブナ林に囲まれ、独立した樽風呂。大きくはないが、貸切なので一人でもゆったり入ることができる。

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2 コメント

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田沢湖温泉 (てんもり)
2007-01-25 21:32:21
Dukeさん、こんばんは、こちらへは久しぶりの書き込みです。
田沢湖が出てきましたので、つい。
実はボクの生涯最高の温泉体験は、田沢湖温泉なのです。
仕事で真冬に秋田へ出張したときに、今では閉鎖されてしまった「国民宿舎田沢湖畔荘」に宿をとったのですが、建物は古くお世辞にもきれいとは言えませんでした。灯油の匂いがムンムンする木造の渡り廊下をぎしぎし歩いて風呂に行くのですが、露天に出て湯船に浸かって周りを見回すと信じられない様な風景が・・・・
露天風呂にはわずかな明かりしかなく、キンっと冷えた空気が全ての物を凍らせていました。
満月の月さえも凍り付いているようでした。
その月に照らされて田沢湖が銀色に輝き、後ろを振り返ると駒ケ岳の稜線が山頂までくっきりと見えました。この温泉体験は忘れられないものになったのです。
3年前に乳頭温泉に行ったときには、残念ながら国民宿舎は閉鎖されていました。
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お変わりありませんか? (Duke)
2007-01-26 22:28:54
お久しぶりです。てんもりさんの迫力満点、沖縄美味絢爛ブログ、いつも懐かしく、また楽しく拝見しております。
田沢湖の国民宿舎が閉鎖とは残念でしたね。確か、今は「休暇村 田沢高原」というのができているみたいで、結構いい評判を耳にしますよ。
乳頭温泉は、以前から一度は行ってみたい温泉のひとつです。とりわけ、一面雪に囲まれた「鶴の湯」は、情緒たっぷりで、魅力的な温泉だと思います。いつか行ってみたいものです。
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