ようやく暖かくなり始めた日本を離れて、美術館めぐりのため冬のロシアへ・・・・・・。世界3大美術館のひとつ(諸説あるようですが)に数えられるエルミタージュ美術館や、ロマノフ王朝の絢爛豪華な宮殿などをたっぷり見てきました。
下の写真は、サンクトペテルブルクのネヴァ川のほとりに立つ青銅の騎士像。17世紀ごろ、未開で野蛮な国と思われていたロシアの西欧化・近代化を推し進め、ロシア帝国の礎を築いたピョートル大帝をモデルとしています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6d/95/6fc8245d8509e9da2012612ffa3b6611.jpg)
サンクトペテルブルクは、西欧に開く窓としてピョートル大帝が建設した都市で、1712年からロシア革命でロマノフ朝が倒れる1917年までの200年間に亘ってロシアの首都でした。この写真はスウェーデンの脅威から防衛するために、まず最初に築かれたロシア海軍ペテロパブロフスク要塞で、サンクトペテルブルク発祥の地とされています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/18/cf/02c3894c89e696f38f4af57fc4848c94.jpg)
滔々と流れるネヴァ川の河畔に建つエルミタージュ美術館。写真右から冬宮殿(ロマノフ朝の王宮)、小エルミタージュ、旧エルミタージュ、エルミタージュ劇場(新エルミタージュは旧エルミタージュの奥)。旧参謀本部の東側部分を改修したエルミタージュ美術館新館は、この奥の宮殿広場を挟んで向こう側にあります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/05/9f/e76e665c9e758ac01d837534c6d37991.jpg)
行政機関は氷上を歩くのをやめるよう呼びかけているのですが、凍結したネヴァ川の川面を歩いて渡る人々は後を絶ちません(笑)
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青銅の騎士像がある元老院広場の東側は旧海軍省。この建物の裏手が、サンクトペテルブルク随一のメインストリートであるネフスキー大通りの起点となっています。
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また違うアングルから見る旧海軍省(車窓から)。
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元老院広場西側の建物は、ロシア憲法裁判所。
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元老院広場の南側には、高さ102m、面積800㎡と世界最大級の教会、聖イサク大聖堂。「イサク」とはピョートル大帝の守護聖人の名前だそうです。
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ロシア美術館前の広場には、ロシアで根強い人気のある詩人、プーシキンの銅像が建てられています。
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皇帝アレキサンドル2世が暗殺された場所に建立されたことから「血の上の救世主教会」と呼ばれるハリストス復活大聖堂。運河沿いに建つ非常にきれいな教会なのですが、残念なことに中央の塔の上部が修復中で、工事用の足場と白いカバーで覆われていました。
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ネフスキー大通りに面したオストロフスキー広場にあるエカテリーナ2世像。逆光のため女帝の表情がよくわかりませんが、足もとの彫像は女帝の12人の寵臣たちだそうです。
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広場からネフスキー大通りを渡ったところにあるエリセーエフ商店。お酒、チーズ、チョコレート、キャビア等々・・・・・・ロシアを代表する高級食材店です。店内にはカフェも併設され、ピアノの生演奏が行われています。
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高級キャビアにはとても手が出ませんでしたが、ロシアでしか手に入らないと言うウォッカのミニボトルを買って帰りました (^-^)ゞ
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ここから先は車窓からの風景です。1714年ピョートル大帝が創設した、ロシアで最初の博物館クンストカメラ。人体標本なども多く収蔵していることで知られています。「クンストカメラ」とはドイツ語で「驚異の部屋」という意味だそうです。
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ネヴァ川に架かるトロイツキー橋。サンクトペテルブルクには大きな橋が幾つも架けられていますが、その多くは海上交通のための跳ね橋で、深夜には橋が上げられます。橋の中央部が跳ね上がるのが一般的なのに対し、このトロイツキー橋は端の部分が跳ね上がる構造になっているそうです。(冬期は川が凍結し船が航行できなくなるため、跳ね上がるのは夏場だけです)
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水色と白のコントラストが美しいスモーリヌイ修道院。ピョートル大帝の娘、エリザヴェータ女帝によって設立されたものです。
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1811年に完成したカザン大聖堂は、ヴァチカンのサン・ピエトロ大聖堂をモデルに設計されました。
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エルミタージュ劇場裏手の運河沿いにある日本総領事館(国旗が掲揚された黄色い建物)。
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宮殿前広場から見るエルミタージュ美術館(冬宮殿)。広場の中央に立つのは、1812年、ナポレオンのロシア遠征(ロシア側の呼称は祖国戦争)の戦勝を記念して建設されたアレクサンドルの円柱(皇帝アレキサンドル1世をイメージして設計されたもの)。
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広場を挟んで向かい側は旧参謀本部で、中央より東側が美術館新館として改修され、エルミタージュ美術館の一部を構成しています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/07/62/4aae55572a4fae55b01eb90ff76f9ced.jpg)
いつかエルミタージュ美術館を訪れてみたいと思っていたところ、ロシアの美術館めぐりをテーマとするツアーがあったので、思い切って行ってきました。できれば5月以降にしたかったのですが、ハイシーズンはネヴァ川に架かる橋のようにツアー料金が跳ね上がります。そんな訳で、厳冬期だけは避けて3月の日程で折り合いをつけたんです (^-^)ゞ
冬のロシアは、ほぼ曇りか雪(またはみぞれ)で晴れ間が少ないのですが、サンクトペテロブルクは整然と落ち着いた、西欧的な趣のある美しい街でした。次は、エルミタージュ美術館の記事をアップします。
下の写真は、サンクトペテルブルクのネヴァ川のほとりに立つ青銅の騎士像。17世紀ごろ、未開で野蛮な国と思われていたロシアの西欧化・近代化を推し進め、ロシア帝国の礎を築いたピョートル大帝をモデルとしています。
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サンクトペテルブルクは、西欧に開く窓としてピョートル大帝が建設した都市で、1712年からロシア革命でロマノフ朝が倒れる1917年までの200年間に亘ってロシアの首都でした。この写真はスウェーデンの脅威から防衛するために、まず最初に築かれたロシア海軍ペテロパブロフスク要塞で、サンクトペテルブルク発祥の地とされています。
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滔々と流れるネヴァ川の河畔に建つエルミタージュ美術館。写真右から冬宮殿(ロマノフ朝の王宮)、小エルミタージュ、旧エルミタージュ、エルミタージュ劇場(新エルミタージュは旧エルミタージュの奥)。旧参謀本部の東側部分を改修したエルミタージュ美術館新館は、この奥の宮殿広場を挟んで向こう側にあります。
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行政機関は氷上を歩くのをやめるよう呼びかけているのですが、凍結したネヴァ川の川面を歩いて渡る人々は後を絶ちません(笑)
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青銅の騎士像がある元老院広場の東側は旧海軍省。この建物の裏手が、サンクトペテルブルク随一のメインストリートであるネフスキー大通りの起点となっています。
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また違うアングルから見る旧海軍省(車窓から)。
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元老院広場西側の建物は、ロシア憲法裁判所。
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元老院広場の南側には、高さ102m、面積800㎡と世界最大級の教会、聖イサク大聖堂。「イサク」とはピョートル大帝の守護聖人の名前だそうです。
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ロシア美術館前の広場には、ロシアで根強い人気のある詩人、プーシキンの銅像が建てられています。
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皇帝アレキサンドル2世が暗殺された場所に建立されたことから「血の上の救世主教会」と呼ばれるハリストス復活大聖堂。運河沿いに建つ非常にきれいな教会なのですが、残念なことに中央の塔の上部が修復中で、工事用の足場と白いカバーで覆われていました。
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ネフスキー大通りに面したオストロフスキー広場にあるエカテリーナ2世像。逆光のため女帝の表情がよくわかりませんが、足もとの彫像は女帝の12人の寵臣たちだそうです。
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広場からネフスキー大通りを渡ったところにあるエリセーエフ商店。お酒、チーズ、チョコレート、キャビア等々・・・・・・ロシアを代表する高級食材店です。店内にはカフェも併設され、ピアノの生演奏が行われています。
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高級キャビアにはとても手が出ませんでしたが、ロシアでしか手に入らないと言うウォッカのミニボトルを買って帰りました (^-^)ゞ
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ここから先は車窓からの風景です。1714年ピョートル大帝が創設した、ロシアで最初の博物館クンストカメラ。人体標本なども多く収蔵していることで知られています。「クンストカメラ」とはドイツ語で「驚異の部屋」という意味だそうです。
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ネヴァ川に架かるトロイツキー橋。サンクトペテルブルクには大きな橋が幾つも架けられていますが、その多くは海上交通のための跳ね橋で、深夜には橋が上げられます。橋の中央部が跳ね上がるのが一般的なのに対し、このトロイツキー橋は端の部分が跳ね上がる構造になっているそうです。(冬期は川が凍結し船が航行できなくなるため、跳ね上がるのは夏場だけです)
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水色と白のコントラストが美しいスモーリヌイ修道院。ピョートル大帝の娘、エリザヴェータ女帝によって設立されたものです。
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1811年に完成したカザン大聖堂は、ヴァチカンのサン・ピエトロ大聖堂をモデルに設計されました。
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エルミタージュ劇場裏手の運河沿いにある日本総領事館(国旗が掲揚された黄色い建物)。
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宮殿前広場から見るエルミタージュ美術館(冬宮殿)。広場の中央に立つのは、1812年、ナポレオンのロシア遠征(ロシア側の呼称は祖国戦争)の戦勝を記念して建設されたアレクサンドルの円柱(皇帝アレキサンドル1世をイメージして設計されたもの)。
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広場を挟んで向かい側は旧参謀本部で、中央より東側が美術館新館として改修され、エルミタージュ美術館の一部を構成しています。
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いつかエルミタージュ美術館を訪れてみたいと思っていたところ、ロシアの美術館めぐりをテーマとするツアーがあったので、思い切って行ってきました。できれば5月以降にしたかったのですが、ハイシーズンはネヴァ川に架かる橋のようにツアー料金が跳ね上がります。そんな訳で、厳冬期だけは避けて3月の日程で折り合いをつけたんです (^-^)ゞ
冬のロシアは、ほぼ曇りか雪(またはみぞれ)で晴れ間が少ないのですが、サンクトペテロブルクは整然と落ち着いた、西欧的な趣のある美しい街でした。次は、エルミタージュ美術館の記事をアップします。
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