ドリームピックのウクレレ日記

ウクレレとヨットの大好きな「お腹の大きなオヤジさま」
dreampicのウクレレ日記。

上野の刃物屋の嘆き

2014年10月05日 22時15分24秒 | こだわりの品
先月家人の誕生日に浅草まで行ったときに、浅草のオレンジ通りで入った昔からの
刃物屋さん“菊季”(「きくすえ」と読みます)。そこで色々な職人の嘆きを聞いた。
爪切りとか糸切りバサミとか切りだしナイフとか、昔の刃物職人がドンドン少なく
なっているという。

というのも、手作りで作るには技術が要る割に、大量生産の安い製品が出回っていて
職人になり手がいないという。100円ショップで買ってきて切れなくなったら捨てて、
また新しいのを買えばいいという風潮。これでは技術力のある職人になり手がいない。

そういう風潮でも、まだ売れている包丁とかは職人になる者も多く、技術が途絶えると
いう事はないそうだが、糸切りバサミの職人は早々に居なくなりそうだと嘆いていた。

今居る職人はそんなに器用じゃないから、今作っている技術以外に食べる道を知らない
から、まだ造り続けるがドンドン高齢化していて、すでにいくつかの道具は作る職人が
居なくなったものもあるそうだ。

こんな話しを聞いてたら、何か買わないといけない気持ちになって、爪切りを1個だが
購入してしまった。「KIKUSUE」のオリジナルだと一目で分かる爪切りだ。ウクレレの
ために爪切りは非常に重要なもので、私のウクレレケース数個にはスーパーで買った
爪切りが入っている。つまり爪切りは沢山持っているという訳だ。

その中で、今夜、足の爪をこの“菊季”の爪切りで切ってみたところ、これの切れ味
に感心した。足の爪は硬くてなかなか切れないので、お風呂上りのまだ爪が水分を
吸って柔らかくなっている時を見計らって切るようにしている。しかし、今夜は
台風情報などなど見ていて、風呂上がってから、完全に足の爪が乾いてしまっていた。

しまったなあ、と思いながら切ったのだが、この爪切りなら千数百円を出した甲斐が
あったというものです。いい職人の技を体験させて貰いました。

                    
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