麻生さん予想外

昨年の9月に安倍元総理に続いて、福田前総理が突然辞任した。

「その使命感、目標、理想、理念の達成のために、石にかじりついてでも
職務を全うしようとするのが、政治家の、ましてや一国の宰相たる政治家の
採るべきただ一つの道であったはず。
私利私欲、自分の欲望のために政治をやっているから、こんな問題百出の
日本をほっぽり出して、私じゃない方が上手くいくなどと言えるのだ。
言い訳と恨みをぶつけて会見場を去って行った総理、貴方はやはり安倍さんと
同じです。」
「今の自民党に、この二人が地に落してしまった政治家、総理への信頼を回復する
ことの出来る人材が果たしているのだろうか？
真に国民のために一命を賭して仕事にかかれるような…」
「嗚呼神よ、真の政治家が現れますように！」

とブログに書いたが、その後誕生したのは「麻生政権」

　　　　　　　写真：首相官邸ＨＰより

マンガ好き、オタク好き、漢字苦手とおよそ今までの常識からしたら総理には
ふさわしくない人柄で、各界から眉をひそめる声があがった。
支持率も地を這うような低空飛行で、いつ墜落するのかと、内心期待しながら
見ていた「政敵」も沢山いただろうし、国民の多くもそう見ていた。

まず、半年持つのだろうか？選挙までの中継ぎ政権、とまで言われてとうとう
10か月来てしまった。

その間、定額給付金、高速道路1000円、ソマリア海賊対策、臓器移植法改正、等
意見の分かれる法案、施策を打って来た。
確かに意見は分かれるが、多くの国民が反対していると報じられた「定額給付金」
は、予想外の申請ラッシュで給付が遅れる自治体続出だったりしてる。
誰のための施策か分からないと言われた「高速一律1000円」も、ＧＷには７０kmの
大渋滞を各地の高速で引き起こし、街のカーショップではＥＴＣ取り付けの
大渋滞で、不公平だなどと言っている人がＴＶに映る訳です。

私が言いたいのは、反対したなら給付金なんぞ貰うな、高速も平日だけにしろと
いう単純なことではありません。批判しておいても、利益だけは頂きますというの
は理にかなわないというよりも、批判してたけど本音は違ったんじゃないの？
ということです。マスコミ含めての大合唱に乗ってしまったんじゃないの？
ということです。

軽くて、総理にふさわしくない麻生総理ですが、四面楚歌のなかでよくぞ辞めず
批判されながらも、投げ出さずに、職務を全うしているように見えてしまうのは
私だけでしょうか？これって判官びいき？

実は私、最近、麻生総理を内心、評価しています。がんばれ太郎ちゃん！