パラドクスの小匣

南原四郎、こと潮田文のブログです。

怪しい奴は、臭う

2009-05-06 20:09:39 | Weblog
 パソコンが、起動の途中で止まってしまう。

 ものの本を読むと、機能拡張マネージャーを開いて「怪しいアプリケーション」をチェックしてオフにしろという。

 それは、前から知っているけれど、いったい何をもって「怪しい」とするのか。「一個一個チェックしろというのか、そんなの無理じゃ」

 とか思って、やったことがなかったのだが、やってみたら、「どことなく怪しいアプリケーション」というのが、案外わかる。

 要するに実際に使っているアプリケーションは数が限られているから、見慣れぬ名前(ほとんどなのだが)はどんどんパスし、見たことのあるアプリケーションで立ち止まり、「これかな?」と考えると、臭わないもの、臭うものがある。

 それで、「臭う」やつをを外して、再起動をかけてみたら、じゃじゃ~ん、ちゃんと動いた。

 といっても、また何か事故りそうではあるけれど、とりあえずは解決した…のかな?

 よくわからないが、ともかく、「なんとなく臭う」という判断はコンピュータの場合でもあり得るということなんだろう。

 高速道路が渋滞していることについて、日テレの辛坊次郎が、「絶対に降りないつもりで高速に乗ったんかから、渋滞が発生することは当たり前でしょう。」と言っていた。

 なるほど。

 私は高速なんか使ったことがないので(車なし,免許なし)、知らなかったが、高速道路というのは、入り口でチケットを渡され、それを出口で示して料金を払う。(そういえば、ずっと大昔、免許を持っていた頃を思い出すと、そうだったな、そういえば。バイパスのような短くて、単独の有料道路の場合は入る時に払っていたように思うが)

 だから、前が詰まっていると思ったら、適当なところで下に降りて、渋滞が解消されたとわかったら、また高速に乗るなり、工夫の余地がある。

 しかし、1000円均一で、事前にETCで払わされたら、意地でも降りないぞ、ってことになる。

 損得の問題じゃない、心理の問題だ。

 なるほど、納得である。

 辛坊、だったら、選挙が始まる前に、はっきりと民主の無料化案のほうが合理的であると勧めるべきだとおもうのだが。

高君の叔父さんさんが亡くなった

2009-05-05 19:59:27 | Weblog
 シャンソン歌手の高英夫が亡くなった。

 高英夫は小学校時代の友達の高くんの叔父さんで、その高君の家に下宿していた。

 その頃、すでに「雪の降る街を」が大ヒットしていたからなにも兄さんの家で寝泊まりしなければならないことはなかったと思うけれど、多分,「流行歌手風情で安易に家など建てるな。安定的に稼げるとわかってから自立するなり、家を建てるなりしろ」というお兄さんの考えではなかったかと思う。

 戦前の倫理というのはそういうものだった。「年長の兄」の言葉は父親の言葉に等しい。

 もちろん、想像だけれど、この高君の家に遊びにいった時、中廊下があって、それを挟んで3畳だか4畳半くらいの狭い部屋があって、その前を通った時、障子がちょっと空いていて高英夫が黒い外套を着たまま、畳の上にじかに横になって寝ていた。

 本当にあの頃は無茶苦茶忙しかったんだろうが、ちょっとびっくりした。

 その後,もう一回、その高君の家の近所の「小鳥屋」の前で、小鳥を見ている高英夫を目撃したことがある。

 やっぱり地味な外套を着ていたけど、やたらに肩幅が広かったような印象がある。

 その後、フランスに渡って、B級ギャング映画でもっぱら謎の東洋人ギャングを演じたんだそうだが、その映画は日本では一本も公開されなかったのかな?

 日本映画では、やはり、「ゴケミドロ」か。

 私はこれも見たことがないのだけれど,監督の佐藤肇さんとはかなり親しくさせていただいた。

 その佐藤さんは、銀座の交差点で出くわして、「やあやあ」と、とても元気そうだったのに,その半年後くらいに急逝されてしまった。

 多分,その佐藤監督より年上だったんじゃないかと思うが(調べたら、佐藤監督よりちょうど10歳年上),享年、90だそうだ。

 でも、ちょっと前に亡くなった映画監督のケン・アナキンは94だったし、ビリー・ワイルダーも94だったし、イースウッドだってもう80近いから。俳優引退もやむなしと思ったが、監督に専念するための役者引退なんだそうだ。

 いや、お元気。

 高英夫も80くらいまで現役でバリバリ歌っていたと思うが,最近見ないのでどうしたかと思っていたら、老人ホームだったんだそうだ。

 ところで、山城新伍は、現在老人ホーム暮らしで、アルツハイマーで「日毎に記憶が薄れゆく中で、娘に一目会いたいと悲惨な毎日」と車内の女性週刊誌の吊り広告に書いてあった。

 なんでこう、日本人は60越えたあたりでがくっと来ちゃうのか。

 寝たきりで寿命を延ばしたってしょうがないのじゃないの? 

 マスコミも,「惜しい人をなくしました」ってバカの一つ覚えを繰り返すんじゃなくて、なんでこう「モロい」のか、これには、何か「原因」があるのではないか?とズバリ、日本の「寝た切り率」の高さを問題提起せよと言いたいのだが、結局,寝たきり老人を叱責することにつながっちゃうから、言えないのか。

 ところで、高英夫は本名吉田英夫とか書いてあった。

 あれれ? あ、そうか。

 高英夫は有名なホ○さんで、恋人と養子縁組したんだった。

 ぜひ、美輪さんにお言葉をいただきたいところだが、そんな気の利いたやつはマスコミにいないか。

ブルースだぜい

2009-05-04 22:07:21 | Weblog
 忌野清志郎についてだが、「詞の内容が深い」とか言う人がいるみたいだけど、どうみてもそうは思えない。

 基本的に彼は勘違いの人で、癌にかかった時、「おれの新しいブルースだ」とか言ったみたいで、聞いたとき、究極の勘違いじゃないかと、いたましく思った。

 たぶん、ブルースシンガーのレッドベターの、「朝目をさましてベッドの中で悶々としているとき、ブルースがあなたに取り憑いた」という有名な言葉(歌詞)を念頭においていたと思う。

 たしかに、ブルースは癌だが、癌はブルースじゃないと思う。

 そこの「ひとひねり」が、忌野清志郎にはない。

 かなり、というかめちゃくちゃ重いテーマだけど…高校時代の恩師がテレビで思い出を語っていたが…思想的には高校生どまりの人ではないかと思う。(でも、ちょっと珍しい。芸能人が死んで高校時代の先生が感想を述べるなんて)

 思想なんか関係ない、音楽的には素晴らしいから…という話でもない。

 えー、もうちょっと整理してまた書きます。

でーた

2009-05-03 17:24:21 | Weblog
 忌野清志郎が死んでしまった。

 年齢的に言って、デビュー当時から聞いていたかというと、全然そうではなくて、そもそも日本のロックというものに偏見があったので、「雨上がりの夜空に」をはじめてきいたのも随分後になってからだった。

 結局,ローリングストーンズのスタイルをものすごくうまく自分のものにしちゃったということなんだろうけど。

 昔,あるミュージック番組に黒人グループが出てきて、彼らに日本の、ロックを中心とする歌を聞かせて、感想を聞くという趣向があって、佐野元春がかかったら、彼らはひっくり返って笑って、「スタイルカウンシルだ!」と言った。

 私は佐野元春をちゃんと聞いたことはあんまりなくて、スタイルカウンシルもほとんどないんだけど、なんか「なるほど」と納得した。

 無責任。

 しかし,彼らは、サザンに対しては、真面目な顔で、「ユニークだ!」と誉めていた。

 では,RCの「雨上がりの…」を聞かせたらどう言っただろう。

 「ローリングストーンズ!」というだろうか? 「ミックだ!」と言うだろうか?

 多分,それはないだろう。

 とかなんとか書いているうちに、「雨上がりの…」と「ジャンピングジャック」が重なってしまった。

 
 フリマで、Macのシェル型ノートパソコンを3500円で買った。

 Macのシェル型ノートパソコンは、一度買ったことがある。途中で人に譲ってしまったのだが、なんとなく好きだった。

 「いくら?」

 「5000円」

 「うーん、動くかどうかわからないしなあ…OSはインストールされているの?」

 「う~ん」(なんかはっきりしない。パソコンには詳しくないみたいだ)

 「誰が使っていたの?」

 「知り合い」

 「Macを使ってたということは、デザイン関係の人?」

 「そう、デザイナー」

 デザイナーの知り合いがいるとも思えぬおっさんなんだが、答えるほうも答える方なら聞く方も聞く方。

 「この型だったらネットオークションで、2,3000円で買える。どう3000円で」

 というと、奥の方からこのおっさんの奥さんが、「明日もフリマあるよ!』

 と横やりが入った。

 すると、おっさん、小さな声で,「4000円でどう?」というので、また「う~ん」というと、さらに声を低めて,「3500円」というので、買った。

 電源を入れてみたら、OSは9.2にバージョンアップしてあった。

 HDは3GBくらいで、メモリーは480メガ、クロック数は368だった。

 この機種としては悪くない。

 ちゃんと動くし、「当たりかな」と思ったが、そう即断するのは早い。

 「でーた」というフォルダに、写真がどっちゃり入っていて、開いてみたらグアム島の新婚旅行の写真で、細面の結構美人さんが写っていた。

 パソコンにも、「かおる」とか名前がついていたから、どうやらこの美人さんが「かつての持ち主」だったらしい。

 「持ち主」は男と、なぜか思い込んでいたので、ちょっとびっくりしたが、その最初の一枚がホテルの寝室の、誰も写っていないワンショットで、白いシーツのしわにドキがムネムネ。(死語)

 でも、ドキがムネムネしたのはそれだけで、後は普通に夫婦でピースサインしたり,友達と一緒に写っていたりといった写真ばかりだった。

 しかし、「逆光」が多い。

 ほとんど全部逆光。

 自転車の練習中の人が電柱に向かって突進してしまうように、ふだん写真を撮ることのない人は「逆光」に向かって突っ走ってしまうのだろうか。

「逆光でもカメラがちゃんと補正してくれます」とメーカーが宣伝するのもわかる気がした。


(貧乏人には)気になること

2009-05-01 21:02:54 | Weblog
 卓球は見ても結構面白いのだが、ニュージーランド代表とかトルコ代表とかいって、中国人が出てくるのはどうにかならないのか。

 別に、中国人排斥とかそういうのではなくて、あまりにも興ざめする。

 その国の国籍を取って、代表決定試合かなにかで勝てば、代表になってしまうのだろうし、そういった手続き踏めば、「ダメ」とは言えないんだろうけど。

 新型インフルエンザが日本上陸か?ということで深夜の記者会見までしたけれど、新型かどうかまだわからないんだそうで…。

 翌日のテレビで、問題の高校生が修学旅行で行ったカナダのブリティッシュコロンビアの担当者に電話取材をしていたが,その担当者いわく、「当方には、新型インフルエンザの患者は一人も発生していない。どこで感染したのだろう。普通のインフルエンザではないのか?」と言っていた。

 それで、「あれれ?」と思ったのだが、フジテレビの伝えるところによると,件の高校生はウィルスの数が少なすぎて、新型かどうかわからないということらしい。

 このまま治ってしまったら(というか、実質的には治っているみたいだが)、新型インフルだったが、でも大したことがなくて治ったのか、もともと普通のインフルエンザだったのか、不明ってことになるのか?

 最悪の状態を(つまり、新型インフルエンザだと)仮定して、最悪に対するような対応をとるのか?

 聞こえはいいが、はっきり言って、そんなことできないだろう。

 そういえば、舛添が、「これが新型インフルエンザではないとわかれば、ベストです」としきりに強調していたが…。

 そんなことより、怪しいと思ったら病院ではなく保健所に行ってほしいということだが、金がかかるのかかからないのか、はっきりしてくれ。

 記者も、それを聞いてくれ。

 貧乏人には問題なんだ。