パラドクスの小匣

南原四郎、こと潮田文のブログです。

ブルースだぜい

2009-05-04 22:07:21 | Weblog
 忌野清志郎についてだが、「詞の内容が深い」とか言う人がいるみたいだけど、どうみてもそうは思えない。

 基本的に彼は勘違いの人で、癌にかかった時、「おれの新しいブルースだ」とか言ったみたいで、聞いたとき、究極の勘違いじゃないかと、いたましく思った。

 たぶん、ブルースシンガーのレッドベターの、「朝目をさましてベッドの中で悶々としているとき、ブルースがあなたに取り憑いた」という有名な言葉(歌詞)を念頭においていたと思う。

 たしかに、ブルースは癌だが、癌はブルースじゃないと思う。

 そこの「ひとひねり」が、忌野清志郎にはない。

 かなり、というかめちゃくちゃ重いテーマだけど…高校時代の恩師がテレビで思い出を語っていたが…思想的には高校生どまりの人ではないかと思う。(でも、ちょっと珍しい。芸能人が死んで高校時代の先生が感想を述べるなんて)

 思想なんか関係ない、音楽的には素晴らしいから…という話でもない。

 えー、もうちょっと整理してまた書きます。

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2 コメント

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Unknown (Unknown)
2009-05-06 22:13:53
その恩師って「僕の好きな先生」?
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言わせてもらいます (月光読者でした)
2009-05-11 21:56:47
彼が言ったのは、「何事も人生経験と考え、この新しいブルースを楽しむような気持ちで治療に専念できれば。またいつか会いましょう。夢を忘れずに!」ですよね。

わたしは何か、南原さんのおっしゃるのと、ニュアンスが違うと思うんですけどね。癌でも前向きに生きなければいけないから、そう言わざるを得なかったんじゃないですか。

こんな事を書くのは私もファンだからなんですが、やっぱり、私にとっては大事な人が亡くなった時だから、「勘違い」「思想が未熟だった」とか言う記述があると、一言言わずにはおれません。

「高校時代の恩師がテレビで思い出を語っていたが…思想的には高校生どまりの人ではないかと思う。」なんて、気の利いた事言ってるようで、冷たい嫌味しか感じません。

喧嘩しにきたわけじゃないんですが、でも「高校生どまり」と言われるなら、高卒以上の思想とは、どんなものなんでしょうか。思想とは、いつもアカデミックものでなくては価値がないんでしょうか。

南原さんは彼の音楽を、そんなに好きなわけじゃないでしょう。少なくとも、私よりは聴いてないでしょう。聴きかじりで、とくに愛情も無いのだったら、批評を書いても何にもならないんじゃないですか。それが何になりますか。清志郎を無視できない、なにかが南原さんにはあるかもしれませんが‥、私は続編より、沈黙を望みます。
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