パラドクスの小匣

南原四郎、こと潮田文のブログです。

ヤバい

2010-07-22 22:26:26 | Weblog
 暑すぎます。

 何しろクーラーがないから、扇風機を回しても熱風が吹きかかってくる。

 西川口の根城の方は、いつでも外よりかなり涼しい。

 なぜなら、昼間ほとんど日が当たらないので、クーラーがなくても大丈夫なくらい。

 実際、夜は1時間もつけていると寒くて止めてしまう。

 アメリカの砂漠地帯に住むプレーリードッグの地下の巣は、外が50度を超える熱暑でも常に16度くらいに保たれているとNHKの自然番組でやっていた。

 もちろん、乾燥しているからだろうが、50度と16度では、外から入ったらまさに冷凍庫なみの寒さに感じるだろう。

 ともかくそういうわけで、西川口で昼過ぎ2時くらいまでみっちりと原稿の最後の書き直しの構想を練り、マクドナルドでそれを整理し、熱風渦巻く上池袋で夕方過ぎからパソコン入力という手順でやっているが、夏になる前までに本を出すつもりでいたのだ。

 赤羽で途中下車して山田電器、ヨドバシ等の家電販売店を探したが、駅前の案内板をみても一つも見当たらない。

 交番で念のために聞いたら、「赤羽には一軒もありません」ときっぱり断言されてしまった。

 ちょっと意外だった。

 ただファーストフードのチェーン店はやたらにある。

 こっちは別に意外ではなかったが。

 外人が日本に来てもっとも戸惑う習慣って何か?

 わかりますか?

 まったく意外だったのだが、これが、夜寝る前に風呂に入る習慣だそうだ。

 「日本人て、寝ている時、汗をかかないそうだよ」と皆でくすくす笑っているんだと。

 私は1年以上前から、ユニットバスでどうやって体を洗うのか、いまだによくわからない等の理由で、ユニットバスにお湯をはるのはやめて、朝、起きた後に、シャワー、それも最後には必ず冷水シャワーでしめるという習慣に変え、「お湯につかる」と疲れがとれるとかそんなことはまったくの迷信、というか、習慣でそう思っているだけなことをわかっていたので、すんなり、彼らの言っていることがわかったが、以前だったら「日本人は寝ているときに汗をかかない」というジョーク(?)をすぐにはわからなかっただろう。

 日本人が、入浴を娯楽ととらえているのは、明治の初めから、日本にやってきた外人たちには非常に不思議だったそうだが、日本人自身は入浴を娯楽と思っているわけではない。

 あくまでも、一日の終わりに汗を流し、ビールをいっぱいやることはストレス解消によい。

 つまり、肉体、精神両方の健康のために良いと思ってやっているのだが、入浴中に脳溢血で死ぬバカが極めて多いことは周知の通り。

 また、私は下戸なので、風呂の後のビールの醍醐味を味わいたくても味わえないのだが、風呂に入った後に、「一日の疲れが取れた!」と実感したことは一度もない。

 私は、「入浴を娯楽と思うべきではない」と言っているのではない。

 まったく逆である。

 「入浴の目的は娯楽」という自覚を持って風呂に入るべきなのだ。

 そうすれば、「健康のために良いお風呂の入り方」というのを、別に自覚するようになる。

 「娯楽なんだ」という自覚がないと、どんなにテレビのワイドショーで「健康のためによい入浴方法」を宣伝しても、全部「娯楽」に集約されてしまう。

 面倒くさいなあ。

 日本人の自己中心主義って。

 156人を殺したテロ実行犯をVIP待遇で大歓迎するのも同じかも。

 皆揃って下にも置かぬ大歓迎をすれば、自分たちにとっていい情報を教えてくれるのではないかと思ってるのじゃないかと思うくらい珍妙な光景だが、実際、そうなんじゃないか。

 つまり、あれだ。

「自己中心的」

 日本人は江戸時代に戻ってしまったようだ。

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