パラドクスの小匣

南原四郎、こと潮田文のブログです。

面食い女の悲劇

2006-11-16 15:46:14 | Weblog
 「月光」、本当に、あともうちょっとでできますので……。

 さて……秋田・大曲の児童殺害事件は、誰も指摘していないみたいだが、典型的な面食い女の悲劇だと思う。
 ハッキリ言って、御本人はとても魅力的とは言い難い女性のようで、それを充分自覚しながら、でも、相手は「どうしてもハンサムでなければ駄目」の「面食い」癖は抜けない。また、惚れた男がまた男で、そういう相手の面食い癖故の弱点をわかっていて、無理難題をふっかける。女の方は、困った困ったと思いながら、逆らえない。「子供を殺せ」と言われたら、その通りにしてしまう。ここまでした私をまさか捨てないわよね、って心理だ。
 欧米なんかでは、このタイプの女性は多いんじゃないか。ビスコンティの『夏の嵐』とか。いや、日本でもなくはない。八百やお七なんか、芝居では、お七は美少女ってなってるけれど、でも実際は、今回の事件並みの御面相だったんじゃないか。フィクションでは安珍清姫の清姫とか。

 なんて書いたけれど、これは、相手の男が結構、「いい男」だと思ったからなんだが……これまた、だれも指摘してなくて……。

 ともかく、そういうわけで、犯人の女は究極の「ダメンズウォーカー」なのかというと、倉田由美の「ダメンズウォーカー」を範例にする限り、さにあらずだ。

 「ダメンズウォーカー」って、ほとんど読んだことがないのだが、あそこで「ダメ」印を押されているオタクとか、ニートとか、マザコン男とかは、私はそんなに「ダメ」な連中ではないと思う。むしろ、ああいう連中と一緒になった方が、そこそこ幸せになれるんじゃないかと思う。(オタク、ニート、ロリコン、マザコン、いずれもある意味で男の本質で、誰もがどこかでひっかかる……自己弁護?)
 実は、作者、倉田由美のインタビューを産経新聞で読んだのだが……はっきり言って、こんなにイヤな感じの女性ってない、と思ったくらい、イヤな印象をもってしまって……それで、実は彼女には「面食い」癖があって、それで失敗(バツイチらしい)した悔しさを自分が判定した「ダメ男」にぶつけているのではないか、なんて考えたのだ。「本当はイケ面の性悪を訴えたいのだがでも、面食い癖は抜けないので、それもできないんだ、きっと」、と。
 いや、ものすごい、いー加減な、妄想百%の当てずっぽうの推測です。

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2 コメント

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読まずに批評はいかがなものか (qqq)
2006-12-23 21:13:34
「だめんずうぉーかー」にはニートやオタクも出てきますが、
取り上げてるだめんずの多くは女にたかるヒモか暴力男です。
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だめんずうぉーかー (りえ)
2006-11-20 12:49:34
私はマンガ読んで、だめんずとは、働かず、女のお金を使い、殴る男だと思ってます。いろんなタイプがでてきますけど。おもしろいですよ。うちの母もテレビにコメンテーターとして出ている倉田真由美を見て、なまいきそうで大嫌いだと言います。

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