パラドクスの小匣

南原四郎、こと潮田文のブログです。

あのー、幡ヶ谷は新宿の隣なんですけど……

2007-01-05 19:28:11 | Weblog
 バラバラ殺人事件の犯人、武藤某は、妹を殴打して、首を締め、その後、風呂場に引きずり込んで頭をお湯に突っ込んで止めを刺し、それから身体を、関節部分を家庭用の包丁と鋸で十数個に切断し、それを三つのゴミ袋に入れ、さらに内臓は分別してタッパーに納めて別の場所に隠したんだそうな。しかも、妹を殴打した所には血液反応があったが、解体した風呂場からはほとんどなかったとか。そして、この一連の作業に要した時間は恐らく5、6時間、どんなに長くても半日……。

 なんなんだろう、この手際の良さは。関節部分に適確に刃を入れれば、普通の包丁でも人体を切断できるとどこかで読んだが(どこかって、2chなんだけど……トホホ)、いくら医学部(とはいえ、歯学部だが)志望の学生で、普通の人より解剖学的知識があったとしても、もし、衝動的に殺したのだとしたら、数時間で処理を終えて、綺麗に後片付けをして、何食わぬ顔で父親の車に同乗して駅まで送ってもらったなんて……絶対に絶対に、こいつは初犯ではないぞ。一種の死体切断マニアで、今までに、人を殺してバラバラにしたことがあったに違いない。

 そこで頭に浮ぶのが、年末の新宿で発見されたバラバラ事件だ。

 東京の人ならすぐわかるが、新宿と、今回の現場である幡ヶ谷とは数百メートルしか離れていない。1週間後くらいに、死体の他の部分が発見された渋谷とも、1キロくらいしか離れていない。
 そして、両方ともビニールのゴミ袋に死体を入れ、なおかつ、両方とも袋の口は開きっぱなしだった。(新宿も、たしか、ゴミ袋の口は閉めていなかったと思う)

 しかし、不思議なことに、テレビも新聞も、2chも(一応、ある種の世論の動向を示すものとして念入りにチェックしたのだ)、新宿/渋谷で見つかったバラバラ死体についての言及は一切なし。
 マスコミ、2chは、単に、可愛くて、ボインの妹を兄が殺してバラバラにしたというスキャンダラスな面に気をとられているというだけだと思うが、まさか、警察も気づかないてことはないだろうな。なんか、心配である。(もちろん、予備校生がやったと断定するわけではない。ただ、いろいろ考えあわせれば、「怪しいぞ」と思うのが当然だと思うのだが、それが社会というか、世間にちっとも見られないのが不思議なのだ)

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