パラドクスの小匣

南原四郎、こと潮田文のブログです。

フェルプス君とケンタッキーとマクドナルドとサブウェイと

2008-03-20 21:40:00 | Weblog
 ここ1年くらい、朝食、昼食はなるべく軽くするように、バナナとか焼き芋なんかですましているのだが、毎日だと、飽きてしまうので、たまにランチを食べたりする。昨日は、久しぶりにケンタッキーの2ピース+ビスケット+ソフトドリンクセットを食べた。全部で650円。以前のランチセットはこれにサラダがついて、たしか同じくらいだったと思うのだが、まあ、ともかく食べた。
 お腹いっぱいになるというメニューではないけれど、ランチ抜きとはやはりちがい、若干の満腹感がある。ところが、夕方あたりになると、バナナなどで済ました時と同じようにお腹がすいてしまう。

 別にケンタッキーのカロリーが少ないというわけではなく、お昼を食べるといつも同じだ。朝,昼を抜いた時と、昼ご飯をたっぷり食べた時も、夜の腹の減り具合はほとんど同じなのだ。

 愛読書、『いますぐ朝食はやめなさい』に、お腹がすいたらご飯を食べたくなるのは、ほとんど習慣のなせるわざであって、生理学的には意味がないとあって、「へー」と思ったのだが、こういうことだったのだ。

 しかし、お腹がすくことが、「今すぐ食事をとりなさい」というサインではないのだとしたら、いつ食事をとったらよいのだろう? ぎりぎりまでトライしてみて、そのタイミングを自ら発見するようにすべきなのだろうか? まあ、食事をとるタイミングがわからなくて餓死するなんてことはないだろうから、あまり心配するようなことではない。

 ところで、食事と言えば、水泳の世界チャンピオン、マイケル・フェルプスは、1日の摂取カロリーが80000キロカロリーだそうだ。すごい。信じられないくらい食べるが、でもやせている、というか、太っていない。練習で使ってしまうのだ。引っ越し中、ほぼ1日1万5000歩以上歩いたのだが(引っ越しが済んでからも、なんやかやで1万2000歩くらいは歩いている)、それで消費カロリーが600キロカロリー強だったことを考えると、さらにすごい。

 ところで、このことはNHKの番組でみたのだが、フェルプスは、スタート直後や、ターン直後のドルフィンキックで普通の選手よりはるかに深いところを進むことができるので、その分でタイムを稼いでいるらしい。普通に水面に出て泳いでいる限りは、他の選手より特別早いわけではなく、というか、逆に追いつかれてしまうのだが、ターンで引き離してしまうのだ。

 それを見て、かつての平泳ぎの「潜水泳法」で世界記録を立て続けに出した古川勝選手を思い出した。みんな、しらねーだろーなー。

 古川選手はともかくすごかった。漫才の宮川大助そっくりの風貌ながら、スタートで飛び込んでから、50メートルをターンしてもまだ潜水したまま。たしか、70メートルくらい潜っていたと思う。しかし、その後のルール改正で泳法違反ということになってしまったのだが、そのため、世界記録が一挙に20秒から30秒くらい遅くなったのではないかと思う。そこまではいかなかったかな? よく覚えていないのだが、現在の200メートル平泳ぎの世界記録と古川選手の記録はトントンじゃないかと思う。

 しかし、なんで平泳ぎの潜水泳法を禁止したのか? 全員が潜水泳法になると、潜りっぱなしで、見た目、全然面白くなくなる、ということはあるかもしれないが…やっぱり、人種差別的な気持ちがあった? …なんてことを、フェルプスの映像を見ながら思ったのだった。

 フェルプスのことを書くつもりはなかった。ケンタッキーが22品目、一斉に値上げというニュースについて書きたかったのだ。

 なんてことだ、ケンタッキー。ケンタッキーとマクドナルドは全然客層がちがうらしいが、私は断然ケンタッキー派で、マクドナルドなんて、数えるくらいしか入ったことはなかったのだが、その「お気に」のケンタッキーから、どんどん「お気に」なメニューが消え、マクドナルドの真似かどうか知らないが、チキンバーガーのメニューばかりになってしまった。
 それで、ここ数年すっかり足が遠のき、嫌いなマクドナルドに通うようになってしまったのだが、そこにきて、ケンタッキーが、一斉値上げ。ケンタッキー終った。って言いたくなる。

 ところで、ちょっと不思議なのは、嫌いなマクドナルドにほとんど毎日通うようになって、マクドナルドが好きになったかというと、さにあらず、依然として、「嫌い」なんだよなー。でも行く。もちろん、安いからだ。(コーヒーはおいしいと思う。ちなみに、フェルプス君は、サブウェイのサンドウィッチのようなのにかぶりついていた)