パラドクスの小匣

南原四郎、こと潮田文のブログです。

「ドッグ」って、何語だ~?

2008-03-05 21:11:28 | Weblog
 このたび、秋葉原から新宿に出戻り引っ越ししました。

 新しい場所は、地下鉄丸の内線新宿御苑駅の「真上」といった感じ。ただし、私自身は、健康保持の為、新宿駅から徒歩で通っている。引っ越しも健康保持の為……じゃあなくて、貧乏だからだが、一人でやってしまった。もちろん、運送屋(赤帽)は頼んだが、四階から一階までの荷物降ろしは一人でやった。階段を昇るのではなく下るのだから、まあ、一人でもできるだろうと思ったのだが、結構大変で(エレベーターが無いから)外交評論家の岡本行夫似の赤帽の運ちゃんに、「信じられない!」を連発され、ちょっと満足。

 結局三日間かかって、万歩計メーターは6万歩を指していた。一日平均二万歩、しかも、その大半は階段! 足腰が張って、かなり痛かったが、痛くても、疲れてても、息切れはなし。もちろん、息切れしそうになったら休むわけだが、四階までの昇り降り連続5、6回くらいまでは全然大丈夫だった。本当に、「ウォーキング」はおすすめ健康法である。

 ところが、こんなに体を動かしたのに、依然として不眠症は治らず、朝の6時から9時くらいまでしか満足な睡眠はとれなかった。昔から寝つきはよくなかったのだが、睡眠時間をあまり必要としないタイプなのかもしれない。3時間でいいから、ぐっすりと良質の睡眠を取るように心がけるしかないのだろうか。

 イージス艦事故について、ジェームス・アワー元国防総省日本部長が、自衛艦側ばかりを責めるのは不適当とサンケイ新聞に寄稿していた。

 そうなんだよな。なんで、どこの誰も、「あなたがたは回避できたのに、清徳丸だけがぶつかってしまったのは何故だと思いますか」と、他の二隻の漁船の船長に聞かないのだろう。別に「ためにする質問」ではない。ごくごく常識的なことだ。(実際の話、清徳丸と彼らの関係を考えれば、聞かれなければ、「疲れて寝ていたかもしれないねー」とは言えないだろう。)

 ところが、そんなことはそっちのけで、首相官邸への連絡に時間がかかったのは何故かとか、そんなことばかり。福田に連絡してみてもしょーがないと思うけどねー。
 それはともかく、海難事故には「審判」があるから、いずれ事情は明らかになると思うけれど、ちょっと、ここ一、二年の、マスコミのバカっぷりは異常である。

 戦争中のこと、エノケン、ロッパらのカタカナ芸名は外国人と紛らわしいので、漢字にせよと当局から命令されて怒ったロッパが、「カタカナは日本の文字だぞ」とやり返したという話があるそうだが、この時の「当局」に近いと思う。かく言う、私も、最初、グ-グルで検索をする時、英語のスペルがわからないので、とりあえずカタカナで入力し、「外国」で検索したことがある。そうだよ。「ドッグ」は英語ではなく、日本語だったんだねー、それをついうっかり「英語」と勘違いしてしまったわけだが、最近のマスコミ(というか、それを看過している一般の日本人も)のピントのずれっぷりは、このレベルのものであるような気がしてならない。気付かないのが凄いよ、ホントに。