パラドクスの小匣

南原四郎、こと潮田文のブログです。

現ちゃんが…

2008-03-10 21:16:45 | Weblog
 アチャー。上田現が死んじゃった。肺がんだそうで、享年47。死んだ人に責任を問うわけにはいかないが、どうして、こう、腹立たしいくらいに、「早死に」が多いのだ。広川太一郎だって、早死にというほどではないが…もっと生きていたっていいだろうに。

 アチャーと言えば、引っ越しのどさくさに、ラジカセ2台盗まれてしまった。今時、でかくて重たいラジカセなんか持っていく奴はいないだろうと思って、へやの外の引っ越し荷物の上に積み重ねておいたのだが、側に置いてあったプリンターには目もくれず、見事に、ラジカセ2台だけ持っていかれてしまった。

 とはいえ、その2台とも、いわゆるジャンクで、音がいいので2台組み合わせてなんとか使っていたのだが、持っていった奴はどういう風に使うのだろう。

 しかし、持っていかれてしまっては音楽が聴けない。それで、昨日、久しぶりにフリマに行き、ラジカセを探したら、ありました。ソニーのドデカホーンという、まあ、マニア好みの機械があったので、値段を聞いたら500円だという。「動くの?」というと、じいさんが、「動かなければ売らないよ」と言うので、500円で買ったのだが、持ち帰って電源を入れたら、全然動かない。とはいえ、自前のテープデッキをつなぐと、かなりいい音が出る。つまり、再生部分は正常で、CDプレイヤー部分がおかしいのだが、CDプレイヤーを買い増そうとしても、調べると、意外に高い。

 さて、どうしたものかと思いながら、ネットでなんとなく調べてみたら、CDプレイヤーとはそもそも欠陥商品である、という主張にぶちあたった。曰く、CDプレイヤーを介してデジタル信号の3割以上は欠損してしまうのだと。

 メカニカルな詳しい話はよくわからないが、CDプレイヤーは元来、コンピュータメーカーが作るべき部品であり、パソコンをCDプレイヤー代わりに使った方が全然よい、というのだ。特に、MacのOSXは、CDプレイヤーとして、「完璧」だというのだ。具体的に言うと、iPodが史上最強のCDプレイヤーというのだが、iPodはないので、とりあえず、ドデカホーンをMacにつないだところ、おっしゃられる通り、音が抜群によろしい。

 ということで、盗まれたラジカセの代わりに500円で買ったぽんこつドデカホーンも生き返ったわけで、万々歳といいたいところなのだが、パソコンは残念ながら1台しかない。その1台に、OS9とOSXを二つインストールしているのだが、仕事ではもっぱらOS9を使っている。

 もちろん、OS9でもCDの再生はできるのだが、Xに比べると音が歴然と悪い。悪いといっても、普通のCD並みには十分にでるのだけれど、Xで聞いてしまうと、物足りない。(それくらい、Xで再生すると音がクリアーであると同時に厚みがある。)しかし、Xには仕事用のアプリケーションが入っていないから、仕事はできない。ああ、G3があればなー!

 実は、引っ越しの際、G3を捨てちゃったのだ。捨てるつもりは、必ずしもなかったのだが、回収業者に「捨てるの?」と聞かれ、まあ、まったく使ってないし、フリーズが激しかったし、場所塞ぎになるだけだろうと思い、つい、うなづいてしまったのだが、あのG3があれば、G3で仕事をこなし、Xを入れたG4は再生専門に使うことができたのにー!

 というわけで、これがアチャ-その2というわけだが、なんにせよ、現ちゃんの冥福をお祈りします。