パラドクスの小匣

南原四郎、こと潮田文のブログです。

肝炎訴訟、議員立法で救済へ

2007-12-23 21:33:05 | Weblog
 福田首相、方針転換。
 「役人にだまされた!」と気がついたのなら、面白いんだけど。
 今日の新聞記事を読んだら、30億円は、原告側に治療費として与えられるものではなくて、それはそれで別に与えられ、30億円は、「これをさしあげますから、自由に使ってください。われわれは一切何も言いません。線引きされた外の患者さんも救えますよ」というものだったんだそうだ。官僚の正体見たりだ。国家予算を自分のもののように自由に扱えると思っている。まあ、これが、「裁量行政」というやつなんだが。

 しかし、議員立法とやらの中身がまだ明らかではないので、なんとも言えないが。でも、議員立法のことを、なんとなく本来の立法精神にもとるような印象の記事が多いのはなぜなんだ。日本は議員立法が少ない、ってマスコミは怒っていたんじゃないのか。

 ロバート・ロドリゲス監督の『パラサイト』を見る。といっても、最後の30分くらいだったが、面白かった。ハイスクールの体育館の中で、数人の男女が固まって座っているところから見たのだけれど、パッと見ただけで、ものすごい不穏な空気が流れていて、これは、エイリアンものかな、とすぐにわかった。たいしたものだ、さすが、ロドリゲス。最初は、ゼメキスかと思ってしまった。しかし、最後に問題が解決してからの明るい開放感は、日本の『学校の怪談』のほうが、さわやかだったと思う。しかし、当時、『パラサイトイブ』とかがはやってたとはいえ、『パラサイト』のタイトルはないだろう。