パラドクスの小匣

南原四郎、こと潮田文のブログです。

12345679×27の答えは?

2007-12-03 18:49:42 | Weblog
 まめ知識。

 電卓が正常に動いているかどうか、「検算」するにはどうしたらよいか。
 私は、2+3とか、4×3とか、6マイナス2とか、簡単な計算をやってみる。多分、これがあっていれば、どんな桁数でも電卓の出す答えは間違っていないと想像できると思うのだが、それでも、いまいち、信用できないでいた。ところが、先日、電卓用の検算式というのを見つけた。
 それは、12345679×27という「数式」で、答えは333333333となるんだそうだ。123456789じゃなくて、12334569です。8が抜けるのだが、早速手持ちの電卓でやってみたら、ちゃんと333333333と出た。合格。

 まめ知識2

 ロシア人の名前というのは、幾通りもあって覚えづらい。しかも、たとえば、『カラマーゾフの兄弟』の長男、ドミートリーの愛称はミーチャだが、何をもってミーチャと名乗っているのかというと、どうやら根拠はあまりないらしい。たとえば、ロシア人は昔から日本の文学が結構好きで、マニアックな人も少なからずいるらしいのだが、その日本文学研究の専門家の一人に、「アクーニン」という人がいるのだそうだ。もちろん、本名は別にあるが、日本語の「悪人(アクニン)」の語感が面白くて、そう名乗ることにしたらしいのだが、では、ミーチャも、このようにしてつけたのだろうか? 露文を選考すれば教えてくれるかもしれないが…知ったか話で、すみません。でも、別に「愛称」をつけるのに法則なんかないのだと思えば、「え? ミ-チャって誰だっけ?」と慌てる必要もあんまりなく、より気軽に読める気がする。

 まめ知識3

 昨日は、事務所で見始めた日韓野球対決を、ワンセグでつい最後まで見てしまった。初回は別にして、常にリードしているのに、いつ逆転されるか分からない、といった雰囲気で、かえろうにもかえれなかったのだ。(ワンセグだから、電車に乗りながらでも、見ることができるのだが…あんまり、そういうことはしたくないのだ)
 それはさておき、ワンセグでは画面が小さいので、「音」で補おうと思ってラジオでも聞いたのだが、放送システムの違いのせいなのだろうが、ワンセグのテレビ画面のほうが、ラジオ音声よりも、ほんの少しだが、遅れるのだ。たとえば、バッターのバットに球が当たるほんの少し前に、ラジオのアナウンサーの、「空振り!」とか、「ヒット!」といった音声が聞こえてしまう。その「ほんの少し前」というのは、本当に、「ほんの少し前」で、0.1秒以下ではないかと思えるくらいのズレでしかないのだが、感覚的には、「打つ前」に結果がわかってしまうような感じで、酷く感興を殺がれてしまう。具体的に言うと、人間にとって「瞬間」とは、たしか、0.04秒(どこかで読んだ記憶がある。)で、したがって、ワンセグとラジオのズレが、0.04秒以下であったら、我々はそれを「同時」と認識するが、それ以上だと「ズレ」として認識してしまうのだ。
 ということは、0.1秒のズレだったら、何をかいわんやであり、ラジオで聞いている時はワンセグを切り、ワンセグを見ている時はラジオを切るようにしたが、人間の「知覚」というのは、本当に微妙なものだとつくづく思った。