パラドクスの小匣

南原四郎、こと潮田文のブログです。

富久町は小さい

2006-01-23 20:33:08 | Weblog
 住友不動産でトラックバックがついてしまった(笑)。
 まあ、住友に限らず、「不動産屋」というと、「悪徳」という冠言葉がついてしまう。自分で担保価値を設定しておきながら、担保割れすると、そのリスクを相手に負わせようなんて連中だから、そう言われるのもやむを得ないところがあるのだけれど、そこはやはり、ちゃんと理詰めで追求すべきであって、ヒステリックにただ「悪徳」となじったところで事態が好転するわけではない。狂牛病問題にしろ、建築強度偽装問題にせよ、ライブドア問題にせよ、あっという間にヒステリー症状に陥ってしまうところが、日本人の最大の欠点だろう。

 それはともかく、今日、その住友不動産のバイトに出かけた。予定は一昨日だったのだが、雪で今日に変更したのだが、150軒も配ったら元に戻ってしまった。前回は280軒だから、あわせて430軒。富久町は小さいし、しかも学校が三つか四つもあるので、戸建住宅はせいぜいこんなものかもしれない。てことは、バイト代、2150円? そりゃねーべよ。住友不動産の岡田似の担当に電話で言おうと思ったら、岡田は外出中とかで、別の社員が、では地域拡大ということになるかもしれませんが、後で岡田に…じゃない、担当はK野というのだが、担当に言って下さい、と言われた。

 しかし、富久町、中には面白い場所もあった。幅、1メートルもないような細いくねくねした、雪の残る路地をぐいぐい入り込むと、三味線の音が聞こえてきそうなこじゃれたちっちゃな家があったり、崖の上に建っている家があって、「これは無理」と思って回避したら、配って歩いているうちにその崖の上の家にたどりつき、下を見たら墓場だったり。「運動不足解消」というより、方向感覚、距離感覚を研ぎすますことで、むしろ「脳の活性化」につながるのではないか、と思った。