パラドクスの小匣

南原四郎、こと潮田文のブログです。

今日は特異日?

2006-01-17 14:54:49 | Weblog
 なんか、ちょっとお叱りのレスがついちゃいましたが、昨日の文章の「レジのおばちゃん」は、実は、ちょっとした前振りで、本当に書きたかったことは、ミッシェル・ウィーのパッティングに対する「感覚で打て」という批判のことで、もうちょっと詳しく言うと、《人間(一般的にいうなら、「動物」)の距離感覚というものは、環境に直接結びついているもので、論理的に計算されて得られるものではない》というアフォーダンス理論の主張を、「そのみちのプロ」である手嶋、岡本綾子のご両人はわかっていた、ということを言いたかった。…けど、まあ、途中で割愛しちゃったわけ。

 今日、宮崎勤、最高裁判決。まだ出ていないみたいだけど、あそこまでボロボロになっちゃうと(って、本当のところは知らないわけだが)、今さら死刑にしても意味がないような気もするが、ただ、彼の取り調べにあたった元刑事がテレビで「自分で覚悟はしているような気がする」と淡々と話していたのが印象的だった。つまり、はっきり言って、もうほとんど死んじゃっているのだろう。しかし、それにしても、あれからもう18年なのか~。

 マンション強度偽装事件に関連して、国会で証人喚問。どうでもいいことだが、「姉歯」の名前を活字で見ると、つい「菌」をつけ加えて「姉歯菌」と読んでしまうのは私だけか。

 ライブドアー、未明の大捜索。ルール違反の疑いは濃厚のようだが、ネットでは、昨夜から今日未明にかけてのライブドアー大捜索と宮崎勤最終判決がマンション強度偽装事件の国会喚問と重なったことは、偶然ではなく、マンション強度偽装事件が大疑獄化することを防ぐためではないかという意見、多し。しかし、そんなことはないだろう。どう考えても。「大事件」が集中する「特異日」が存在することは、ずっと昔から知られているわけだし。

 それにしても大袈裟な検察庁のパフォーマンスだが、「ポスト小泉の政争がらみ」という見方あり。これは、はっきり言って、あり得そうだ。小泉から「調子はずれ」と言われ、みずほ銀行だったかの投資部門の「誤発注」につけこんだ大儲けを、「美しくない」と批判した与謝野馨が金融庁長官だし。もちろん、与謝野が中心人物というわけはないが(そんな根性がありそうには思えない…)、「黙認」くらいはしたかも。