活眼明察日記

物事の道理や本質を見分け、真相を明らかにする眼力を養いたい

安倍首相が文大統領に米韓合同演習を要請したことはまるで宗主国の王様気取りのつもりでいるようだ

2018-02-11 20:15:30 | Weblog
9日に韓国を訪問した安倍晋三首相は平昌冬季五輪開会式を前に文在寅大統領と首脳会談しました。安倍は文にパラリンピックが終了したら米韓合同軍事演習を実施するよう求めました。

どうでしょう安倍の振る舞いは。まるで韓国を支配下に置いた宗主国の王様のつもりでいるようですね。戦前日本は南北朝鮮を侵略、思うがままに権勢をふるってきましたが、いまだに当時の支配者気分から抜け出せない「時代錯誤」ぶりにあ然とするしかありません。さすがに文は安倍に対し、「内政干渉だ。首相がこの問題を取り上げることは困る」と猛反発しました。

安倍が文に朝鮮半島の緊張を煽った理由は2つあります。先ず一つ目は北朝鮮の脅威を伝えることで自らの政権を維持すること。二つ目は憲法を改正して戦争できる国にするためです。この二つを達成するためには、朝鮮半島がいつも紛争が絶えない地にすることが望ましいのです。つまり安倍は自己の延命と念願とする憲法改正の基盤が朝鮮半島融和で崩壊することを恐れたため、我慢できずに文へ合同演習の要請をしたものと思われます。

こんかいの会談ではっきりしたことは、安倍の内心の醜い部分が見事なほどに文に見破られてしまったことです。慰安婦問題もこじれることは必至です。安倍の今回の訪韓は文を見下した結果、成果がほとんど得られないまま、傷心の帰路に就いたのではなかったでしょうか。