活眼明察日記

物事の道理や本質を見分け、真相を明らかにする眼力を養いたい

安倍が文に平昌五輪終わったら北を刺激する米韓合同軍事演習を求めるというが「火遊び」が過ぎないか

2018-02-04 22:11:30 | Weblog
安倍晋三首相は9日に開かれる平昌五輪開会式に韓国を訪問しますが、文在寅大統領との首脳会談も予定しています。安倍は会談するにあたり、平昌五輪が終わったら北朝鮮に圧力をかけるために米韓合同軍事演習の実施を求める方針を示しました。

安倍は拉致問題をそっちのけにして北を刺激してどうするつもりなのでしょうか。安倍の政権基盤は米トランプと一体になって、北の脅威を煽り、体制を維持しているだけです。このため常に朝鮮半島が南北の対立という構図を切望しているのです。このシナリオが狂えば、政権は一挙に崩壊への道を歩むことになります。

このように安倍はきわめて脆弱な基盤にしか支えられていないのです。素っ頓狂でとても理解できない日本の首相発言。なんか恥ずかしくて情けないですね。今すぐ危険な「火遊びはやめよ!」と声を大にして言いたいです。

働き方改革は10年前の亡霊ホワイトカラーエグゼンプションのよみがえり。やっぱり中身は「残業代ゼロ」法案だ!

2018-02-04 15:53:20 | Weblog
10年前の法案は廃案になりましたが、今国会で「働き方改革」と名前を変えて登場しています。10年前は「ホワイトカラーエグゼンプション」(WE)でした。亡霊法案がよみがえったと覚えておきましょう。

当時はWEを「残業代ゼロ」法案として、世論の総スカンを食らい廃案になりました。ちなみにこのときの首相は今をときめく安倍晋三でした。経団連会長でキャノンのCEO御手洗富士夫が、この法案成立を安倍政権に一生懸命になって働きかけていたことが鮮明に思い出されます。安倍と御手洗の関係は、いまも月に1回程度は会食していますから、、二人の関係は濃密といえましょう。

さて今国会に提出された働き方改革法案も、御手洗の強力な後押しがあったことは容易に想像できます。法案成立が財界や資本家の念願だからです。ということは働き手側にはメリットが全くないということになります。

裁量労働制などという美名をかぶせ実質は「残業代ゼロ」「過労死容認」です。休日に出勤を強要されても朝方まで残業しても残業手当はもらえませんし、過労で倒れたり亡くなっても補償されることがありません。そのうえ経営者の責任は追及されませんから、奴らは涙を流してよろこぶことでしょう。安倍政権が目指しているのは、働き方改革ではなく経営者らに味方する、「働かせ方改悪」であることがよくわかると思います。

10年前のWEのときも上述のような問題点が指摘されました。働き手にはデメリットばかりですから、いったん成立を許せば、わが身にも降りかかることだけは覚悟しておいてください。