活眼明察日記

物事の道理や本質を見分け、真相を明らかにする眼力を養いたい

人材派遣協会新年会でバカ課長に挨拶させた厚労省の重い罪

2015-03-08 09:15:50 | Weblog
厚生労働省課長が1月下旬に派遣業者が加入する日本人材派遣協会(以下:協会という)の新年会に招かれ挨拶した際、「派遣労働者はこれまでモノ扱いだった。ようやく人間扱いする法律になる」と発言したことが物議を醸している。

この課長は思いのほかバカである。頭の切れる役人だったら、こんなことは言わないからだ。本心は、「今までもモノ扱い。これからもモノ扱いにする法律になる」と、常々思っているからだ。

派遣労働者は消費税法上の「仕入れ控除」の対象になるから、派遣先企業は雇えば雇うほど節税効果が発揮されることになる。ここで注意したいことは仕入れ控除の仕入れとは商品を指すことである。商品=モノであるから、言葉は悪いが派遣労働者は税法上モノということになる。このことから解放されるには、派遣労働そのものをなくすしかない。私は人を派遣して儲ける会社(派遣会社)など、あってはならないと考えるからだ。

挨拶の経緯だが、バカ課長は協会の事務局あたりが作った「手前味噌」の原稿を参考にして、挨拶したのではないかと推理する。自分で考えることのできないバカ課長が出世することは絶対にあってはならない。