活眼明察日記

物事の道理や本質を見分け、真相を明らかにする眼力を養いたい

原発容認勢力が支配する橋下維新

2012-08-06 08:50:00 | Weblog
橋下徹大阪市長が原発容認に変心した背景を8/5付、 朝日新聞経済面「波聞風問」で、同社の編集委員が記事を寄せている。それによれば、橋下の指南役で経営コンサルタントの大前研一氏が橋下にこう諭したという。「原発が停止したままで関西で大停電が起きたら、あなたの政治生命は終わりになる」と。

この恫喝をきっかけに原発容認に転じたというから、「小心者」橋下を象徴していないだろうか。それにしても裏付けのないデータを持ち出した原子力ムラのポチ、大前の恫喝にあっさりと「降伏宣言」する橋下には、信念の欠片さえ持ち合わせていないことも証明された。これで橋下のイメージダウンは計り知れないものとなった。

大前ら原発容認派の圧力は橋下側近で、脱原発派の飯田哲也氏(7/29山口県知事選で敗北)まで淘汰してしまった。橋下のそばに置く事が邪魔になったのだろう。選挙戦では橋下ら維新の積極支援はなかった。その理由は原子力ムラや地元保守タカ派の安倍晋三元首相に遠慮したからに違いない。

飯田がなぜ橋下のプレーンになったのか、不可解なところもあった。橋下の人気取りに利用された挙げ句に、橋下に都合よく捨てられたと、解釈できないだろうか。何れにしてもこれで橋下側近は、すべて原発容認勢力で固められたことになる。

このことから、橋下維新が仮に国政に進出したならば、すべての原発が再稼働することだけは、間違いないものとなるはずである。