日教組教員らの宿泊も拒否 教研集会でプリンスホテル(共同通信) - goo ニュース
東京地裁、高裁がグランドプリンス新高輪に対して、日教組の会場使用を認める仮処分通知をしたにもかかわらず、ホテル側が司法に従わない、前代未聞の異例な事態となりました。
ホテル側拒否の理由は「お客の安全が図れない」と説明していますが、これは詭弁です。毎年、どこの会場でも予定通り開催されているからです。予約を受け付けていながら、昨年、後半になってホテル側が一方的に契約を解除したことは、ウラになにかあると考えてよいのです。右翼の街宣車云々とホテル側は説明しますが、理由にはなりません。別ルートを通じホテルに対して、日教組に会場と宿泊用の部屋を貸さないよう、圧力があったことは間違いないところでしょう。
日教組が泣かされた反面、ほくそ笑んでいる大物実力者が必ず存在します。ホテルの取った措置は「言論の自由」、「集会の自由」を根底から覆す、労働者に対する敵対行為で重大な挑戦と受け取れます。野党各党もこの問題を徹底調査し、抗議する必要があります。自民党の集会に貸して、日教組には貸さないという法はないからです。
幸いにも、連合が早速、反応してくれました。それは、このホテル系列の全施設を利用しないよう、傘下の労働組合や関係する諸団体に異例の呼びかけを行いました。社会的な責任を果たさないホテルに対し、「目には目を」ですが、この報復は当然のことと理解できます。
日教組に貸さなくても、元は取れるとホテル側は高をくくっていたようですが、どうやらべらぼうなツケを払わなければならないようです。会場を貸さなかった真相をホテルは明らかにしなければなりません。まさか、石原都知事の「お膝元」だからと圧力に屈して、会場や部屋の使用を拒否した訳でないでしょうネ。