Retriever Legend's blog

散歩好き、本好き、惰眠好き、犬大好きの彼(旦那)の戯言を僕が代弁します。

特定秘密保護法 その2

2013-12-01 19:57:41 | 憲法・非戦・平和
森雅子秘密保護法案担当相の「失言」の数々に、頭は良くても賢くない輩はいますが、この方は賢くない上に頭そのものが良くないのではと思ってしまいました、ただ、司法試験は受かっているのですから奇異な方です。

雑読をしているとTVで(報道特集 TBS 11/30 17:30~) 金平茂紀が町村信孝に「国民の意向を汲み取った法案なのですか。」と。
この問いに町村は得意げに「委員会で42時間審議しており云々」と。
すかさず金平は「国民の意向を汲み取った法案なのですか。」と同じ質問をすると、カメラに背を向けて無言で立ち去ろうとして、金平茂紀はまた同じ質問をその背に向けて何度も発しました。
町村は、その場を逃れたい一心の如く歩きながら「しているっ」と三度捨て台詞を吐きました。(うろ覚えですので誤謬はご容赦を)

突っ込み不足の金平茂紀にしては珍しくキレていました、逆に町村信孝の選挙区の有権者は赤恥ものです。

石破自民党幹事長は、自身のブログで議員会館周辺での特定秘密保護法反対の市民デモを「本質的にテロ行為と同じだ」の旨を書き込みました。(12/1朝日朝刊)
論外の内容であり、特定秘密保護法に反対の国民の意向(朝日新聞アンケートで約8割が反対)を無視することは、町村信孝同様に国民に対するテロ行為と言えます。

朝日新聞文化欄(11/5)の池澤夏樹(どのような人物かは知りません)の「終わりと始まり」において、「目前のあまりの不正と矛盾に対する抑えようのない怒り・ ・ ・スタート地点ではテロリズムかもしれない。過激なデモかもしれない・ ・ ・もうしばらく社会主義者でいることにしよう。」と。
自身の心情に近似したフレーズでした。(本文のメインは「中島岳志」をおちょくる内容ですが。)


「終わりと始まり」(朝日新聞11/5)

以前を読んだ「革命的群集」(G.ルフェーブル 岩波文庫)の第三身分の群集を社会体制(構造)からの分析ではなく人間の行動を分析したキーワードである『集合心性』を思い起こさせました。


「革命的群集」(G.ルフェーブル 岩波文庫)

「特定秘密保護法」は、この島国の「未熟な民主主義」を破壊し、「国民国家」を否定し、アナクロの「戦前回帰」そのものと考えます。