Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

番外編600. 再びフィルム機材!

2023年04月30日 | field work








 YouTubeを見ていると、フィルムカメラの紹介動画が目につく。えっ!、キャノンF1!、何々!!ニコンF2フォトミックだって!!!・・・。それはノスタルジーだけではなく、フイルムが表現素材として再評価されている。
 デジタルでは、フィルムの粒子が存在しないといった具合に、フィルムでしか撮れない画像も存在する。特にアート分野で版画を勉強していればフィルムの考え方は馴染みがあるし、例えば17世紀中頃にオランダで開発されたアクアチントという技法は、今でもアートスクール版画科で技法の1つとして教えられており、廃れたという話を聞かないぐらいだから、20世紀に興隆をみたフィルム機材がなくなるとは考えにくい。
 そんな例をみるとアーティスティックな表現ツールとしてフィルム機材は、これからも使われてゆく可能性がありそうだ。
 以前大学の研究室で最先端のコンピュータオタクが、あろうことかクラシックライツをデスクに忍ばせていたぐらいだから、メカニズムに対する関心は本能的に維持され、バランス感覚を保とうとするのが人間の習性か。
 いくら電気自動車の未来だと豪語しても電池の電解液は寒さに弱く、次第にチャージが遅くなり、最後は凍って使えなくなる。
 私がTwitterにブログリンクをはると下には、いつもイーロン・マスク氏のブログがあるけど彼は暇なのかなあ・・・。実際テスラの株は下がる一方だし世界が気がついたのかもしれない。電池自動車は限られたところでしか使えない事を。
 だからといって次はフィルムカメラだとは言いませんが、デジタルでは不可能な粒子が荒れたフィルム画像の写り方は見直されてよい。
 ところで、もっていて格好良いフィルム機材!?。そりゃモータードライブ(MD)のついた機材でしょう。この時代の機材はどれをとっても格好が良いし、メーカー毎に個性があって大変素晴らしい。ペンタックスやOM-1のMD付きなど小さく今でも憧れます。それらはメカニズムの完成形。なんといってもシャッターを押したときの感触は痺れるけど・・・。

トップ画像:iPhon13pro
積丹半島・美国
モノクロ写真:NIKON F3+MD4、CailZeiss Planar50mmF1.4,Distangon25mmF2.8、Tri-X400
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