Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

ドローイング877. 小説:小樽の翠786.幕間

2024年05月11日 | field work

 このドローイングシリーズのイラストでは、料理に次いであまり描かないものに室内の風景がある。多分描きたいイメージがわかなかったからだろう。それでも3年前のコロナ過のなかでせっせと書いていた2点を再掲載した。部屋に入り込む春の光を描きたかった頃だろう。今思うともうちょっと光の感じが欲しかったと思うが。
 多分部屋を描くポイントは、射し込む光の表現につきる。その光が絵具で表現できたらOKなのだが。つまり光自体は描きようがないから紙の色をそのまま活かし、周囲の光景から攻めていってアワアワとして光が半分ぐらいあたっているオブジェクトの色のトーンを表現出来ればよしとなる。
 そのためには、まさにパレットの隅に残されている混色した絵具の使い方と言えそうだ。だからパレットは、洗ってはいけないのである。そうはいっても面倒だから私は時々リセットする気分で洗い流してしまう。
 そうなると低彩度の曖昧な色がでないので、心機一転で描いている。どうせまた混色したあとに良い色が出てくるさ。そのあたりが絵具の不思議なところである。
 今振り返ると、よくぞこんなに時間をかけて描いていたと我ながら感心する。やはりコロナ過で世界的に自粛の時間が長かった。今思い返すと、そうした過ごし方自体が入院しているような退屈で長い時間だった。生活は自由にして良い、ただし外出は控えめ。思い返せば暗い時間だったけど、ドローイングで少しだけ救われた部分もある。そんなつらい時間の過ごし方の時は、イメージを膨らませて夢を見ようというわけだ。そんな夢の続きでこのシリーズが続けている。

ドローイング434. 小説:小樽の翆363. 二度婚の勧め 20210年4月29日
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