みことばざんまい

聖書を原典から読み解いていくことの醍醐味。この体験はまさに目からウロコ。

#653 神の法第六戒

2021年08月13日 | 神の法
第6戒
ハイブリダイゼーション(交配)と法

262~
Hybridization and Law
The Sixth Commandment
The Institutes of Biblical Law
Rousas John Rushdoony

◇◇

自然がパーフェクトであり、自然の生き方へ戻りたいなら、あらゆる人の思い付きや築造を廃棄する必要がある。

料理、衣服、そして住居は皆不自然な改良であり、それ故理屈上タブー。

しかしながら、自然への回帰を主唱する人たちは、このように論理的な人たちではない。

いずれにせよ、自然は規範であるという信仰は反キリスト教であり、明らかに聖書に反する。

神が規範であり、人間と自然を支配するのは神の法であり、取巻く世界は神の手細工そのもの。

堕落してはいるが、人間がそうであるように、自然も神の法によって完全に支配されている。

第3に、交配や釣り合わないくびきは、神の手工芸に対する不敬が根本にあり、それは臓器移植のような無用な実験へとつながり、ある領域において不毛かつ狭小的利益とはなるが、あらゆる領域における道徳的将来性を根本的に失うことになる。

進化論者にとって、世界は発展の可能性に富んでいる。

何故なら、それは固定されておらず、一つの型に集約されていないからだ。

創造論者にとって、世界の肥沃性と潜在的可能性は、まさにその生命の型の中に宿っており、その不変性の中に存在する。

そこで、人々は成功を十分確信しつつ労働し、さまざまなものを生み出していく。

知識と科学は、基本的法、基本的不変性、そして基本的型を必要とする。

これなしで、科学も進歩もあり得ない。

交配は法の効力を否定する試みであり、そのペナルティは強制的不毛(不妊)。

神の法を否定し、自分の潜在能力を求めようとするあらゆる領域において、同じペナルティー、ごく僅かな報酬と長期に渡る不毛、が科せられる。