みことばざんまい

聖書を原典から読み解いていくことの醍醐味。この体験はまさに目からウロコ。

#658 神の法第六戒

2021年08月25日 | 神の法
第6戒
堕胎

265~
Abortion
The Sixth Commandment
The Institutes of Biblical Law
Rousas John Rushdoony

◇◇

しかしながら、人工中絶は減少傾向にはない。

聖書律法の権威低下が中絶の増加へとつながってきた。

1946年のサンフランシスコにおけるアイネズバーンズ人工中絶事例によると、年間出産件数が16,000件だったのに対して、年間人工中絶件数は18,000件だった。

1958年の米国人工中絶件数は200,000から1,200,000件だった。

人工中絶の大多数は既婚女性によることが判明している。

1960年代に強烈な計画が起こり、米国公共健康協会によって、人工中絶に対する女性の権利が強く主張された。

ソビエト連邦では、人工中絶は自由、合法となった。

母親の精神的肉体的健康が損なわれる場合、人工中絶が容認されるという治療的妊娠中絶が、カリフォルニア州で合法化されたが、これも違法な人工中絶を止めることはできなかった。

この法整備をさらに進めていくという誓約が当局の回答だった。

ヒューマニズム(人間教)の強い影響の下で、法的状況に暗雲が立ち込めた。

ボストンで、まだ生まれていない子どもが事故によって流産した。

妊娠していたザベン・トリガン婦人が運転する車がトラックとの事故に巻き込まれたが、奇跡的にその子は事故による傷害から回復した。

もちろん、その子は未熟児だった。

聖書律法に準じた1つの好例。

しかし、ニューヨークにおけるロバート・スチュワート婦人の場合は大きく異なる。

彼女は麻疹に罹患しており、そのため知恵遅れを持つ子どもを出産することとなった。

彼女は病院側に中絶を拒否されたが、その病院を相手に訴訟を起こして裁判に勝利した。