みことばざんまい

聖書を原典から読み解いていくことの醍醐味。この体験はまさに目からウロコ。

#659 神の法第六戒

2021年08月27日 | 神の法
第6戒
堕胎

266~
Abortion
The Sixth Commandment
The Institutes of Biblical Law
Rousas John Rushdoony

◇◇

古臭い社会における中絶に関する研究は以下のような事実を明らかにした。

中絶の主な目的は、父親に対する復讐、責任に対する嫌悪、恥を避けたい願望、自殺の類似行為、命に対する憎しみ、人に対する憎悪、父親を骨抜きにすること。

親となることからの逃避行として、人工中絶の動機は
1.美貌の保持
2.自由と無責任の継続的享楽
3.多くの文化圏に共通する妊娠中および授乳期間中の性交渉禁止の回避

Deverauxによると、これら中絶の動機の根本は、成熟からの神経症的逃避行。

古臭い社会においてさえ中絶は殺人であることに気づいているという(Deveraux)。

中絶に関する有用な議論がAmerican Bar Association Journalに掲載された。

UCLA校、産婦人科学A.C.Mietus教授及び彼の兄弟Norbert J. Mietusによって書かれた記事。

違法人工中絶において年間5,000から10,000人の母親の命が絶たれていることを遺憾に思う人たちは、人の命の大量殺戮の過程で犠牲になっている、百万以上もの生まれざる子どもたちの命を無視している。

Mietus兄弟は言う。

「身体障害や機能欠損のある胎児の場合、中絶は正当化されると言う人がいる。」

「一方的な処置と比べるまでもないが、精神的肉体的欠損のある子どもたちを生かそうと努力するように提案する医師はいるのだろうか。」

「寝たきりの者たちよ、皆前へ進め。前進して、車椅子に縛られる者よ良くなれ。さらに前進して、杖を使う者よ良くなれ。さらに進んでいけ。眼鏡をかける者、補聴器を使う者、義歯を装着する者、太り過ぎている者、痩せ過ぎている者へと体が良くなるまで。」

「許容できる健康状態と許容できない健康状態との間の境界線はどの段階で引くのか。

「完璧な人間などいない。数百万もの障害者たちの命を奪えば、この世は良くなるのだろうか。世は、てんかん持ちミケランジェロから、つんぼのエジソンから、せむしのシュタインメッツから、喘息持ちのテオドール・ルーズベルトから、小児麻痺のフランクリン・ルーズベルトから得たものはなかったのか。」

「中絶法の自由化は、安楽死の正統化を主張する圧力へと移行するであろう。このことを認識する必要がある。命への攻撃という意味では基本的に両者は同じ。」