みことばざんまい

聖書を原典から読み解いていくことの醍醐味。この体験はまさに目からウロコ。

Coffee Break, #281

2018年11月18日 | コーヒーブレイク
第2コリント11章12節
しかし
私は
今していることを今後も
し続けるつもりです
それは
私たちと同じように誇るところがあるとみなされる機会をねらっている者たちから
その機会を断ち切ってしまうためです

敵の霊について書かれている。

敵の所業を見分けるために必要な聖句。

この聖句において重要な個所は

>私たちと同じように誇るところがあるとみなされる機会をねらっている

パウロは、その機会を切り落とすと宣言する。

この場合の「その機会」とは、悪を行なうタイミングのことをいっているのだろう。

使われている単語はἀφορμήで、意味は

ἀφορμή:
aphormē
af-or-may'
From a compound of G575 and G3729; a starting point, that is, (figuratively) an opportunity: - occasion.

一方、エペソ5:16において「機会」と訳された単語はκαιρόςで、意味は

καιρός:
kairos
kahee-ros'
Of uncertain affinity; an occasion, that is, set or proper time: - X always, opportunity, (convenient, due) season, (due, short, while) time, a while. Compare G5550.

神が定めたある時間のこと。

恐らくこの単語と対照的に使われているのが上のἀφορμήと思われる。つまり、サタン(肉)によって捉えられたある時間。

参照:ローマ7:8、ガラテア5:13など

サタン(肉)によって捉えられたある時間なら、切り落とされて当然だろう。

・・続く。