デジカメ散歩日記

自然は四季折々我々を楽しましてくれる。とりわけ散歩道の野草花や野鳥たちの姿を観ていると時間の経つのもわすれる。

「絶滅危惧種」ヒナランやフナバラソウ

2024年06月19日 | デジカメ散歩日記

林の下で 環境省指定「絶滅危惧種」ヒナラン

空は薄雲に覆われているがまずまずの天気である。そんななか、過日訪れたときは蕾だった「絶滅危惧種」ヒナランのことが気がかりで、山地の集落・稔畑地区へ向かいその場を覗いてみた。今日は咲いていた。草丈10cmくらいの細~い茎の中央付近から上部にむかって花茎を幾つも出し、その先端に米粒ほどで淡紅紫色の小さな小さな花を咲かせていた。このヒナランを最初に見つけたのは2021の6月である。当時、ネット等で調べたら環境省が「絶滅危惧種」にしているこことが判明。山口県では絶滅危惧Ⅱ類(絶滅の危機が増大している種)とされていることも判った。近隣県でも同様の指定をしている。それらの中で鳥取県では「本種が自然状態で安定的に存続していくことを目標とする」とし「鳥取県ヒナラン保護管理事業計画」が策定され運用されているとの情報も得た。これらのことから、この場のヒナランは貴重な存在である。幸いにもここのヒナランは年々株数が増えているし、今年は生える範囲も拡がりおよそ50株確認できた。いつまでも生き延びてくれるよう願いつつ見守っていくこととしよう。そんなヒナランを今日の一枚とし、以下に奥地の小集落周辺で見かけたフナバラソウ、オカトラノオが、ミズキなどをUPする。

黒紫色の花を咲かせたフナバラソウ(ガガイモ科)

稔畑のオカトラノオ(サクラソウ科)

ミズキ(落葉高木)の花

熟したナワシロイチゴの実


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