小説家、精神科医、空手家、浅野浩二のブログ

小説家、精神科医、空手家の浅野浩二が小説、医療、病気、文学論、日常の雑感について書きます。

立派な上祐史浩氏

2015-10-07 17:32:32 | 考察文
以前、たかじんの、そこまで言って委員会で、上祐史浩が、17年目の告白、という本を出版した頃、たかじんの、そこまで言って委員会に出たことがあったが、評論家のヤツラは、全員、上祐は、絶対、本音をいっていない、とか、本の印税も、一部、被害者に、渡すだけで、金儲けのためだとか、クソミソに言っていた。あの評論家どもは、感情が、心の全てを支配してしまっている、ので、全員、目が曇っていて、偏見ばかり、である。

上祐史浩は、あの番組の時、「もし、あの当時、麻原に、人を殺せと言われたら、私は、人を殺していたかもしれない」と、まで、聞かれもしないのに、自発的に述べた。

司会者の辛坊治郎は、「これは、大スクープだ」なんて、笑っていた。ふざけている。あいつもバカだ。ここまで、自分にとって、極めて、不利な、世間から、大非難を受けるに決まっていることを、正直に、述べているのに、評論家のヤツラは、「本音など言っていない」の一点張りである。

上祐史浩は、オウムや麻原には、本当に神秘体験というものは、あるので、そういう新興宗教にだまされないで、欲しい、という、自分が体験し、失敗した、経験を社会に、知って欲しい、という純粋で誠実な思いからである。

神秘体験というのは、上祐史浩に言われるまでもなく、あるのである。

というのは、私か一番、尊敬する、心療内科医の、池見酉次郎先生は、催眠療法(催眠術と言われているもの)まで、研究し、科学的に解明し、解説しているからだ。集団催眠も科学的なものであれば、動物に催眠術をかけることも出来るのである。全て、科学的に証明できるものなのだ。

私も、大阪の豊中の、黒川順夫先生(池見酉次郎先生の弟子)のクリニックで、集団で行なわれた、自律訓練法で、幽体離脱の神秘体験を経験した。
こんな、不思議なことが、起こりうるものか、と、びっくりした。(このことは、2008年5月18日に、このブログで書いている)

だから、上祐氏の本の出版の意図は、神秘体験で、だます新興宗教に、だまされないで欲しい、という純粋な思いからである。
また、評論家のバカどもは、「いくら、償いとして、寄付するのか、知らないけど・・・」と、金儲けのための出版と決めつけていたが、上祐氏が寄付するのは、本の印税の全てであった。
上祐氏が、バカな評論家どもの質問に誠実に答えても、バカな評論家どもは、「まだ、お前は、ああ言えば上祐なんだよ」と、怒鳴りつけた。上祐氏は、答えられなくなって、「私は発言してもいいんでしょうか?」と困り果てていた。
要するに、バカな評論家どもが、上祐氏に求めているものは、最初から決まっていて、土下座して、国民と、視聴者に向かって、「私は人間のクズです」と言う発言なのである。
そもそも、サリンが撒かれた時に、上祐が麻原を守ろうとする発言をすると、徹底的に非難し、洗脳が解けて、麻原を、「彼」と呼ぶようになっても、非難した。右と言っても、非難し、左と言っても非難する。要するに、世間の人間が求めているものは、土下座して、世間に向かって、「私は人間のクズです」と言う発言なのである。
しかし、田原総一郎は、バカな評論家どもと、違って、上祐と論理的、知性的に、話し合っている。ここが、バカな評論家どもと、聡明な評論家の違いである。
ちなみに、私は、上祐氏は、サリンの遺族に、賠償金など、払う必要など、全くないと思っている。犯行の当事者でないのだから、当たり前である。そして、払う必要がないのに、サリンの遺族に、賠償金を払っている上祐氏を、すごく立派な人間だと思っている。




「各々が我こそは真理を専有すると主張してやまぬ流儀というものは、他のあらゆる流儀を否定する。このような流儀は、自派に都合のよい解釈をもって、他の流儀の美点を解剖してしまい、曲解した上で自派に取り込む。そして駄目にする」

(ブルース・リー)

このブルース・リーの、辛辣な、批判は、何も武道組織に限らず、人間、全てに言えることである。
自分の嫌いな人や、その人の考え、は、感情的に嫌ってしまうから、それを、本当に、よく理解しようとしないのだ。そして、嫌いなものは、その一部(嫌いな部分)だけを見て、その全てを理解した気になり、「あれは、ああいうものだ」と言って、勝手に、結論づけるのである。
だから、嫌いなものは、絶対に、理解ではなく、偏見にしか、ならないのである。

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丸川珠代

2015-10-07 00:32:15 | 政治
「丸川珠代氏ら8人が初入閣 内閣改造固まる。初入閣が固まったのは、丸川参議院厚生労働委員長・・・」

(テレビ朝日系(ANN) 10月6日(火)22時5分配信)

民主党議員たちよ。

堂々と、丸川珠代に、

「暴力装置である、自民党は・・・」

と、質疑できる。し、そういう口上で、丸川珠代に、質疑しなさい。

政治家って、ホント、人間のクズだね。


今、「売国奴」という言葉が、流行っている。というか、安易に使われている。他人を口汚く罵る時に、使う言葉として、使う人が、一番、気分が良いからだろう。

私は、その正反対で、「売国奴」という言葉が嫌いである。

「売国奴」というのは、意図的に、日本の国益を売りとばして、それで私利私欲を貪っている人間を、さして、言うべき言葉だ。

それが、言葉の定義が、変わってきて、自分の考えに、異を唱える人間を、「売国奴」と、言うようになってきいる。

つまり、安易に、「売国奴」なんて、言うヤツこそ、自己中心な、ワガママな、ファシスト、が多い。

しかし、「売国奴」と言われて、それに対して、言い返すために、「ファシスト」とか、「ワガママ」とか、「独裁者」、と言っても、言葉のパンチが軽いのである。

「売国奴」は、一瞬で、意味がわかる言葉だが、それに対し、「ファシスト」と、言い返しても、相手に、「何のファシスト?」、「どこがファシスト?」と、相手に、そらとぼけさせることが、出来てしまうのだ。

そのうち、小学生までも、単に、自分の嫌いな生徒を、「売国奴」と言って、罵るようになるんじゃないのか?

「売国奴」ではなく、「売魂奴(ばいこんど)」と、言うのが、いいと私は思う。国を売っているのではなく、自分の、魂を、自分の心の悪の誘惑に、売りわたした人間、という意味である。

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