平昌オリンピックたけなわですね。
前にも書きましたが、僕はオリンピック オタクで、オリンピック開催中はほとんどTVに釘付けです。ブログの更新も遅れています。特に平昌は時差もないので、録画ではなく、LIVEで観れるので感動もひとしおですね。オリンピック オタクの理由は、4年に1度の大舞台に人生をかけてわずか数時間や数分や数秒(スキーのジャンプなどは100分の1秒 踏切のタイミングがズレただけで、雌雄を決するという)のことに意識を集中し、臨んでくる選手の真剣さを観るのが好きだからです。
また、一部ではロシアのドーピング問題など、裏で『いんちき』なこともありましたが、試合は何万もの観衆、放映も含めると何千万人もの人の前で行われるので、基本的に試合中に『いんちき』なことは出来ず、フェアだからです。
ただ、オリンピック・オタクとはいっても、以前サッカーのワールドカップ フランス大会の時のように、仕事もやめ、なにもかも捨てて応援にいく、というのはどうかと思います。人生をかけているのは当事者である出場選手であり、勝利や惜敗の感動から成長するのは彼・彼女らであり、選手の活躍にやる気や勇気をもらうならばよいのですが、たたの傍観者が同調・同化してしまい、『人生をかける』というのは違うと思います。
さて、今日は皆さんご存知のように男子フィギュアスケートで、羽生選手が金メダル、宇野選手が銀メダルの快挙です。羽生さん(こういう人は1世代年齢が下でも、敬意をこめて『さん』です。)羽生さんのことはずっと以前から注目していて、3年ほど前の記事でもその恐るべき精神力について書きましたが、今回も五輪直前の11月に右足首に大けがをして2か月間氷上練習が出来ず、ジャンプの練習を始めたのは五輪の1か月半前からという、どう見ても絶望的に不利な状況の中、きっちり本番に合わせてくる集中力と精神力は人間を通り越して、神がかっていますね。
スポーツ選手はまだ人間の練れていない若い頃に、億単位の高額なスポンサー料や契約料など、周囲に群がる『悪い大人達』からちやほやされて、日本ハムの某元ハンカチ王子やゴルフの某〇〇遼のようにダメになってしまうケースが多いのですが、こと羽生さんについてはそのような浮ついた気持ちはまるでなく、弱冠23歳にして、すでに自分の世界観を確立しています。今後も羽生さんの時代はまだまだ続くと思います。
出来れば、苦労人で努力家の小平 奈緒さんにも金メダルをとってもらいたいです。
さて、『TIME』ですが、オリンピック開催期間中は遅れ遅れになっており、1月29日号は読了しました。2月5日号は半分ほど読んだところです。
表紙の人物は、中国のIT企業バイドウのCEO Robin Li 氏です。中国で検索サイトを運営して大きくなった会社ですが、中国は政府による検索サイトへの介入が厳しく、少しでも政府に不利なウエブやSNSは検閲されて削除されてしまうので、検索サイトの運営は非常に難しいです。Googleが中国市場から撤退したのは、御存じの通りです。
Robin Li氏はITを学ぶため、アメリカに留学していた時に、教授から、『そもそも中国にコンピュータはあるのかね。』と馬鹿にされたことに奮起して、中国に戻り、ITを普及させ、様々な政府の規制があるなかで、IT企業を大きくしてきた人です。こういう反骨精神は、僕は好きですね。
今週出会った未知の単語か忘れてしまっていた単語
hypnotic 催眠の
unperturbed かき乱された
dissuade 思いとどまらせる(これは必須単語)
mule ラバ
granular 粒状の(砂糖でグラニュー糖というのがあるが、そこから類推可。)
mordantly 辛辣に(これはかなり高度な単語)
equanimous 能力の完全な制御で(これもめったにで出来ない高度な単語。TIMEのライターが好きそうな単語ではあるが。)
prance 踊り跳ねて進む
bigot 偏屈者(これはよく出てくる単語)
recidivism 常習性(これもかなり高度な単語)
オリンピック選手の活躍に勇気をもらい、それぞれの持ち場で頑張っていきましょう!