昨夜、千代鶴運寿で削りまくっていましたが、このありさま・・・・ボロボロの削り屑です。
今日は、久しぶりに中砥に刃の黒幕#2000を使って研ぎ、合せ砥石の刃先研ぎの押す力を加減して試しています。
刃先の欠けは、軽減したように思います。
kuniさん、アドバイスありがとうございました。
しかし、一桁中盤の削りができておりませんので、欠けが完全に無くなったか確認できません。(なんやそれ・・・)
晴天のGW、絶好の行楽日和に地下工房で一人で削っている人も珍しいかもしれません。
ここで、一句。
GW
削りまくって
この厚さ
薄くなるのは
削り材だけ
craft WAKU
失礼しました・・・・・・
刃先にかかる荷重は表馴染みに伝わり、アゴが受けるわけです。アゴが材面に当たっていなければアゴと刃はいっしょにしなってしまうわけです。アゴが材面に当たっていれば刃の大きなしなりは止める事ができます。
ただ、峰から先のミクロのしなりはアゴでは止められず、包みがある鉋なら包みさえも刃に当ててしかも包みは材面にも当たっているという状況を作ればミクロのしなりさえ止める事ができるわけです。ただこれはエポキシで刃と包みの隙間を充填するというめんどくさい加工が必要です。まぁそこまでやるから極限し挑戦できるわけでもあるのですけどね、、、。(僕はやらないですよ)
包みがなくてもアゴがあたっているというだけでも鉋屑の安定感はまったく違います。これは一桁に挑戦する最低限の台の知識ですね。下端定規で見れる範囲で見て均して、あとは刃を出した状態で削り材を濡らして台を当ててみましょう。濡れているところが当たっているところでしょう?台尻、口前、アゴ、頭の4箇所が均等に濡れていればひとまず合格。で、アゴはほんのわずか削ります。口前ほど強くは当てず、でも透いてはいけません。「軽く当たる」を意識します。これで安定感はずいぶん増すはずです。
それから材の含水率はなるべく高い方がいい。
それとこの千代鶴、昭吾さんのように見えますね。だったら当たりです。使いこなせば3ミクロン行けますよ。
欠けが2000で止まったようですから、希望はあります。
ところで、「いきなり奥が深い」って一桁目指すならハマる覚悟がなくっちゃ無理なのでは~?(^_^;)
ちなみに私も今日削ってましたけど、何か!?(^_^;)
アゴを詳細にご説明していただきまして、ありがとうございます。ようやく分かってきました。
>アゴがあたっているというだけでも鉋屑の安定感はまったく違います。これは一桁に挑戦する最低限の台の知識・・・
これは、耳が痛い。(>_<)
今までのWAKUの技術では、4点当てた下端で、まともに削れたことが無かったので、4点当てる勇気がありませんでした。
しかし、薄削りが上手い方とは、そのあたりに差があるのかもしれませんね。
もう一度、基本に戻って挑戦してみます。
もちろん、今からやりますよ(^^♪
含水率の意識も大切ですね。これは、薄々感じていたのですが、濡らすだけでなく、削り材も選ばないといけないですね。
千代鶴運寿、昭吾さんのだったら、飛び上がって喜びます。3かぁ (゜_゜) (遠い眼差し・・・(笑))
いつも貴重な情報をありがとうございます。