幕板の加工です。幕板は、厚13mm、幅56mm。
今回は、幕板4枚+脚4本ということで、使用する部材は、必要最小限の8個です。
貫を入れないので、8個の部材を組立てた時の強度が大変重要になると思います。以下の①~③で、強度を確保することにしました。
①ホゾは、脚の中の幕板が重なる部分で3枚の組み継ぎにする。
②木殺しを慎重に行った上で、ややキツ目の嵌め合いとする。
③胴付き部分を脚に完全に密着させる。
②のホゾ加工寸法ですが、ホゾ穴に対して、幅は+0.1mm、長さは+0.6mmとしました。
テープ巻きですので、幕板の上面は4本揃える必要はありません。
むしろ、前後の幕板は、左右の幕板に対して低く配置するか、大きなRで中央部分を下げた方が、座り心地が良いと思います。
今回は幕板の上部分を大きなRで切り、反り台鉋で仕上げました。
幕板だけで仮組みしました。
この幕板にテープが巻かれます。
ベストな面取り寸法が分からないので、適当に0.5mmの面取りにしました。
上面のRはできるだけ大きな方が、テープを巻きやすいと思います。
幕板の表面は手鉋で仕上げていません。やや荒れていた方が、テープがずれにくい?と思ったからです。
一気に8個の部材を組みました。
使用ボンドは、おすそ分けしていただいた「タイトボンドIIイクステンド」です。
念のため、クランプはしていますが、クランプしなくても胴付き部分がピッタリ付いていい感じでした。
続く・・・・・