活かして生きる ~放禅寺の寺便り~

娑婆世界を生きる智慧/おシャカ様・禅・坐禅・法理・道のこと

不昧因果2

2017年02月17日 | 法理

私たち衆生は、ものの存在を先に認めて、神様や仏様に

お願いしたりすることが「宗教」だと考えがちです。 

 

しかし、21世紀になって、今までの信仰ということでは

埒が明かなくなってきました。

 

「神様を信じたのに、仏様を信じたのに」と、自分の

信仰するものに裏切られるような状態になってきました。

 

「仏教」はどうかというと、「実相は無相なり」存在は

しているけれども、実はその存在というのはないんだ

というわけです。

 

考えることが習慣になっている人たちには、「在るものがない」

という事は、考えられないものです。


そういうところから「仏教」というのは不思議な教えだな

と興味を持たれ「仏教を勉強してみようか」という自分の

今までの「宗教」から「仏教」のほうに入って来られる人

(国内外を含めて)も多く見受けられるようになりました。