私たち衆生は、ものの存在を先に認めて、神様や仏様に
お願いしたりすることが「宗教」だと考えがちです。
しかし、21世紀になって、今までの信仰ということでは
埒が明かなくなってきました。
「神様を信じたのに、仏様を信じたのに」と、自分の
信仰するものに裏切られるような状態になってきました。
「仏教」はどうかというと、「実相は無相なり」存在は
しているけれども、実はその存在というのはないんだ
というわけです。
考えることが習慣になっている人たちには、「在るものがない」
という事は、考えられないものです。
そういうところから「仏教」というのは不思議な教えだな
と興味を持たれ「仏教を勉強してみようか」という自分の
今までの「宗教」から「仏教」のほうに入って来られる人
(国内外を含めて)も多く見受けられるようになりました。